101歳の佐藤愛子 最新刊でも変わらぬ切れ味! インタビューや未収録エッセイをまとめた一冊がランクイン[ノンフィクションベストセラー]

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 4月8日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『僕には鳥の言葉がわかる』が獲得した。2位には『ほどよく孤独に生きてみる』、3位には『森永卓郎流「生き抜く技術」 31のラストメッセージ』がランクインした。

 4位以下で注目は8位にランクインした『百一歳。終着駅のその先へ』。昨年11月に101歳を迎えた佐藤愛子さんの最新刊。90代後半から2024年までに雑誌「婦人公論」に掲載されたインタビューと、単行本に未収録だったエッセイをまとめた一冊だ。90歳を超えても『九十歳。何がめでたい』や『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(いずれも小学館)、『思い出の屑籠』(中央公論新社)などのベストセラーを次々に発表してきた佐藤さんは、今作でも変わらぬ歯切れの良さで世相と日常を語っている。書斎や執筆中の様子を捉えた写真も収められており、佐藤さんの創作の舞台裏が垣間見える一冊となっている。現在、雑誌「女性セブン」では娘の杉山響子さんが「憤怒の人 母・佐藤愛子のカケラ」、「婦人公論」では孫の杉山桃子さんがコミック&エッセイ「うちのばあさん101歳 佐藤愛子、無敵の老い方」を連載し、佐藤さんの近況を伝えている。

1位『僕には鳥の言葉がわかる』鈴木俊貴[著](小学館)

2位『ほどよく孤独に生きてみる』藤井英子[著](サンマーク出版)

3位『森永卓郎流「生き抜く技術」 31のラストメッセージ』森永卓郎[著](祥伝社)

4位『ねことじいちゃん(11)』ねこまき(ミューズワーク)[著](KADOKAWA)

5位『老いはヤケクソ』佐藤愛子[著](リベラル社)

6位『さみしい夜のページをめくれ』古賀史健[著]ならの[絵](ポプラ社)

7位『メンタル強め美女白川さん7』獅子[著](KADOKAWA)

8位『百一歳。終着駅のその先へ』佐藤愛子[著](中央公論新社)

9位『20代で得た知見』F[著](KADOKAWA)

10位『きっと明日はいい日になる』田口久人[著](PHP研究所)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 4月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年4月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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