-
- 日本再生の道
- 価格:1,188円(税込)
4月30日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『多動脳─ADHDの真実─』、第2位は『ユダヤ人の歴史』、第3位は『日本再生の道』が獲得した。
今週1位の『多動脳─ADHDの真実─』は、2020年に発売され大ヒットとなった『スマホ脳』(新潮社)の著者であるスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンさんの最新作。「注意欠如・多動症」と呼ばれるADHDの特性に光を当て、最新の知見をもとにネガティブに語られがちだったADHDの“強み”を解説した異色の一冊だ。ハンセン氏は、ADHDにみられる特性は人類の進化の過程で必要とされたものであり、単なる問題だけはなく、可能性でもあると訴えている。
注目は3位に初登場の『日本再生の道』。前広島県安芸高田市長で、地域政党「再生の道」代表の石丸伸二さんと、社会学者の西田亮介さんによる対談本だ。同書の元となった対談は、YouTubeチャンネル「ReHacQ」で公開されており、まずは動画をご覧いただくのも一つの手だろう。
***
-
- 多動脳
- 価格:1,320円(税込)
1位『多動脳─ADHDの真実─』アンデシュ・ハンセン[著] 久山葉子[訳](新潮社)
注意力散漫で移り気で、そそっかしくて人の話を聞かない。なのにクリエイティブで粘り強く、探究心旺盛でハイパーフォーカス能力があったりする……心当たりがありますか?あってもおかしくない、誰でもADHDの傾向はあるのだから、と精神科医の著者は言います。ではなぜ人類の進化において、そんな「普通とはちょっと違った」脳が生き残ったのか?読めば生きづらさが強みに変わる、世界的ベストセラー!(新潮社ウェブサイトより)
2位『ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』鶴見太郎[著](中央公論新社)
ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。(中央公論新社ウェブサイトより)
3位『日本再生の道』石丸伸二[著]西田亮介[著](幻冬舎)
破壊せよ! 未来のために腐敗した政治と劣化したメディアを破壊し、日本を再生するための戦略と実行プラン。政治屋を一掃し日本再生。そのために腐敗した都議会、そして地方議会から日本を甦らせる。そう掲げて、石丸伸二は地域政党「再生の道」を結党した。しかし、この国で新しく出て行く者は、常に潰されてきた。石丸が日本政治の救世主となるか、時代の徒花で終わるか。今まさにその岐路にある。石丸伸二とは何者なのか?「議員の任期は8年」「党としての政策は掲げない」という前代未聞の方針の背後にある戦略とは?「再生の道」が描く日本の未来とは?社会学者・西田亮介との対話から、その実像が明らかになる!
4位『やりたいことは全部やりなさい 最後に後悔しない25のヒント』森永卓郎[著](SBクリエイティブ)
5位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社)
6位『22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する』成田悠輔[著](文藝春秋)
7位『人生の壁』養老孟司[著](新潮社)
8位『二十四史―『史記』に始まる中国の正史』岡本隆司[著](中央公論新社)
9位『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』近藤一博[著](講談社)
10位『生きる言葉』俵万智[著](新潮社)
〈新書ランキング 4月30日トーハン調べ〉
関連ニュース
-
2015年を書評で振り返る ピケティ、ドローン、水木しげる、戦後70年、安保法案から爆買い、SWまで
[ニュース/特集・インタビュー](映画/社会学/ステージ・ダンス)
2015/12/28 -
7/5開催【出版記念対談】日本の未来、本当に大丈夫なんですか会議
[イベント/関東](経済学・経済事情/社会学)
2024/05/31 -
「ウクライナ危機は自由に対する戦争」――政治家やメディアに支配されない“自由の価値”とは
[ニュース](政治)
2022/04/22 -
うめ(小沢高広・妹尾朝子)×長嶋有トークイベント 名物料理店のお土産付き
[イベント/関東](コミック)
2017/10/18 -
“デジタルの牢獄”と化した新疆ウイグル自治区で、人々はどんな一日を過ごしているのか 『AI監獄ウイグル』試し読み
[試し読み](経済学・経済事情/中国)
2022/02/03