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- 生きる言葉
- 価格:1,034円(税込)
5月13日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『多動脳─ADHDの真実─』が獲得。2位は『やりたいことは全部やりなさい』、3位に『日本経済の死角』がランクインしている。
4位以下で注目は9位にランクインした『生きる言葉』。俵万智さんが「言葉」について多角的に考察した一冊だ。俵さんは同書のまえがきで、現代は背景を知らない者同士が交流し合う時代であり、そのなかで誤解・炎上を避けるためにも、言葉を使いこなす力がこれまで以上に求められていると述べている。恋愛や子育て、ドラマやSNS、演劇や歌会など、様々なシーンで使われる言葉に注目し、自身の経験と重ねながら言葉のもつ力を見つめ直している。他にも「コミュ力」「ラップ」「短歌」「クソリプ」「界隈」「ホスト万葉集」「源氏物語」「ヒコロヒーの『黙って喋って』」「AI」など多様な事象・表現を例にとり、俵さんならでは視点で言葉の奥行きを掘り下げていく一冊となっている。
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- 多動脳
- 価格:1,320円(税込)
1位 『多動脳─ADHDの真実─』 アンデシュ・ハンセン[著] 久山葉子[訳](新潮社)
注意力散漫で移り気で、そそっかしくて人の話を聞かない。なのにクリエイティブで粘り強く、探究心旺盛でハイパーフォーカス能力があったりする……心当たりがありますか? あってもおかしくない、誰でもADHDの傾向はあるのだから、と精神科医の著者は言います。ではなぜ人類の進化において、そんな「普通とはちょっと違った」脳が生き残ったのか? 読めば生きづらさが強みに変わる、世界的ベストセラー!(新潮社ウェブサイトより)
2位 『やりたいことは全部やりなさい 最後に後悔しない25のヒント』 森永卓郎[著](SBクリエイティブ)
最後に後悔しない25のヒント。若い世代へ遺したラストメッセージ。貯める・増やすよりも豊かになる本当の生き方。私は、「やりがいだけのために生きる」ことこそが、真の幸福だと確信しています。資本の奴隷として、金銭的な豊かさを追い求め続けても、ただ疲弊するばかりで、その先に幸せな人生はありません(「はじめに」より)。経済アナリスト・森永卓郎が次世代へ向けて語った、お金と人生の本質。(SBクリエイティブウェブサイトより)
3位 『日本経済の死角―収奪的システムを解き明かす』 河野龍太郎[著](筑摩書房)
経済構造のあらゆる謎が氷解する快著!生産性と実質賃金への誤解をはじめ労働法制、企業統治など7つの「死角」から停滞を分析、「収奪」回避の道筋を示す。(筑摩書房ウェブサイトより)
4位 『ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』 鶴見太郎[著](中央公論新社)
5位 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆[著](集英社)
6位 『新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』 NHKスペシャル取材班[著](NHK出版)
7位 『続・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実』 吉田裕[著](中央公論新社)
8位 『22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する』 成田悠輔[著](文藝春秋)
9位 『生きる言葉』 俵万智[著](新潮社)
10位 『人生の壁』 養老孟司[著](新潮社)
〈新書ランキング 5月13日トーハン調べ〉
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