“座るだけ”で筋トレになる「すごい座り方」とは? 関節痛やダイエットに苦しんだ女性が明かす開発秘話
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今年還暦とは思えない美姿勢!『体も心も整う! すごい座り方』著者の守田ちあきさん
今年も気温が上がり、薄着になる時期が近づいてきた。
そうなると、姿勢の悪さや崩れてきた体型が目立って気になる、という方も多いようだ。こうした悩みを抱える方に向けて、“美姿勢トーニング(R)”を提唱しているのが、守田ちあきさん。
守田さんによれば、デスクワークが多い方や筋トレが苦手な方でも、座り方を変えることでかなりの改善が可能なのだという。実際、守田さんの写真を見る限り、姿勢もスタイルも今年還暦を迎える人には見えないのではないか。
この守田さんが開発したエクササイズを一冊の本にまとめたのが『体も心も整う! すごい座り方』。
すごい座り方とは、一体どんな座り方なのか? 美姿勢を追求する守田さんが座り方に着目し、開発に至った理由とは(同書の一部を抜粋・再編集しました)。
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ダイエットや関節痛に苦しみ、母の介護も…私が「すごい座り方」を開発したワケ
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- 体も心も整う! すごい座り方
- 価格:825円(税込)
私は16歳からクラシックバレエの指導者となり、それと並行してエアロビクスも教え、30代、40代はピラティスや骨盤エクササイズの指導者としても活動し、かつ実家のブリティッシュ乗馬の指導者も兼ねる……という人生を送ってきました。その中でつねに探求してきたのが、「いつでもどこでもできて、簡単で、安全で、継続しやすいエクササイズ」です。そこで行きついたのが、「日常の動作で筋トレをする」なのですが、そこに至った経緯には、私自身の3つの経験があります。
1つ目が、10代後半から20代にかけてのダイエットでの苦労体験です。私は現在、身長162センチ、体重48キロなのですが、この数値はここ10年ほとんど変わっていません。ところが、10代後半から20代にかけては、体重の大きな増減を繰り返していました。多いときは体重が70キロを超え、一方でバレエの舞台にも立たなければならないため、舞台に向けて絶食して50キロまで落とし、終わるとリバウンドでまた体重が増えて……を繰り返していました。私が今「継続しやすいエクササイズ」を探求しているのは、当時の私の強い願いがその根底にあるのだと思います。
2つ目が、40代半ばに、実家の母が体調を崩し、その看病をしていたときの経験です。当時、私は骨盤エクササイズの指導者として、各地で楽しくレッスンをしていたのですが、看病のため、しばらくの間「ほぼ休業」という状態になりました。そこで母の看病をしながら、空いた時間に研究・開発をはじめたのが、今、私が指導をしている「美姿勢トーニング(R)」です。
そして3つ目が、長年抱えていた股関節の痛みです。クラシックバレエを踊ってきた期間も長かったせいなのか、若い頃から腰痛をはじめとするさまざまな関節痛に悩まされてきました。40代前半に一度「変形性股関節症」と診断されたのですが、私の場合、股関節亜脱臼(あだっきゅう)で生まれたのが主な原因の先天性股関節形成不全だったこともあって、治療は難しいと言われたため、そのまま放置していました。
でも、本当に痛かった。股関節が痛いと、座っても痛いし、立っても痛いし、寝ていても痛いし……で、つねにどこかしら痛い状態です。当時は、夜、寝返りも打てないくらいでした。しかも、股関節はものすごく大きな関節なので、そこがおかしくなっていると、そこを庇(かば)うためにカラダの他のところも痛くなります。それこそ、腰も痛い、肩も痛い、首も痛い、脚も痛い……という状態です。
電車に乗っていて、痛みのため立っていられなくて、前の人に「すみません。腰痛で立っていられないので、座らせていただけませんか?」とお願いしようかと迷うことが何度もありました。でも、当時の私は40代。見た目だけでは「ものすごい痛みを抱えている人」だとわかってはもらえません。そのため、結局「席を譲ってください」と言えず、痛みに耐えながら立っていました。
そんな状況から「この痛みを本気で改善しよう」と決意し、いくつかの整形外科を受診したのち、両股関節を人工関節に置換する手術を受けました。すると、信じられないくらい快適なカラダを手に入れることができたのです。この経験から、私がエクササイズを構築する際の大前提は、「関節を痛めない動き」という点が最優先。だからこそ、日常の動作をベースにして、それをカラダのメカニズムに適った形で行っていくことを主眼としているのです。
守田ちあき(もりた・ちあき) 1965年生まれ。美姿勢トーニング(R)考案・開発・講師。日本エレガンス・トーニング協会代表。クラシックバレエ指導。ブリティッシュ乗馬指導。ピラティス指導者。コアコンディショニング講師。4歳からクラシックバレエを習い、16歳から初心者や子供たちに指導。厳しいダイエットから体重の増減を繰り返し体型にコンプレックスを抱き、カラダへの意識を強く持ちながら成長する(現在は身長162センチ、体重48キロのところ70キロ超えの時期も)。 エアロビクスダンスやピラティス、骨盤ネジ締めボディメイクEXなどの指導資格を取得し、有酸素運動や解剖学、筋肉トレーニングの基礎を学ぶ。特に骨盤底筋トレーニングの実践による自身や生徒の体型の大きな変化から、「美しいカラダ創り」のヒントを得る。2013年に独立、美姿勢トーニングメソッドを考案および開発中。深層筋トレーニングからコアを鍛える「女性を一生守るカラダ創り」を提唱。2021年より両脚とも人工股関節に置換。関節を痛めて動けなかった経験から、家の中でもできる安全なセルフトレーニングを探求中。
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