本屋大賞『カフネ』が1位 パン屋ミステリ、東野圭吾が続く 上半期ベストセラーが発表[文芸書ベストセラー]

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 5月27日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『カフネ』が獲得した。2位には『謎の香りはパン屋から』、3位には『異世界はスマートフォンとともに。 31』がランクインした。

 1位の『カフネ』は4月9日に発表された2025年本屋大賞の受賞作。弟を亡くした主人公の女性が、弟の元恋人が勤める家事代行サービス会社を関わるうちに、食を通じて少しずつ心を通わせていく姿を描いた物語。5月30日に発表されたトーハン調べの「2025年 上半期ベストセラー」でも、単行本文芸書カテゴリで1位を獲得している。

 上半期ベストセラー文芸書第2位は、週間ランキングでも2位にランクインしている『謎の香りはパン屋から』。同作は宝島社が主催する『このミステリーがすごい!』大賞 第23回の受賞作で、大阪府豊中市にあるパン屋を舞台に、アルバイトで漫画家志望の大学生・市倉小春が「日常の謎」を解き明かす連作ミステリ。「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」「恋するシナモンロール」などパンを題材にした短編が並び、パン屋に持ち込まれる数々の謎とともに、美味しそうなパンの魅力も味わえる。1月10日の発売以降、週間ランキングではほぼ常に上位にランクインし続けている。

上半期ベストセラー文芸書第3位は『架空犯』東野圭吾[著](幻冬舎)。東野圭吾さんのベストセラー小説『白鳥とコウモリ』(幻冬舎)に続くシリーズ最新作で、物語は都内の高級住宅で起きた火事から始まる。前作にも登場した刑事が再び捜査にあたり、事件の鍵である登場人物たちの過去に迫っていく。警察小説でありながら、青春小説としての側面もあると評されており、同作は2023年11月から2025年初頭にかけて、週間ランキングで常に上位に名を連ねていた。

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1位『カフネ』阿部暁子[著](講談社)

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。(講談社ウェブサイトより)

2位『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ[著](宝島社)

謎はクロワッサンのように折り重なり、カレーパンのように刺激的!パン屋さんでの〈日常の謎〉を解く“美味しい”ミステリー(宝島社ウェブサイトより)

3位『異世界はスマートフォンとともに。 31』冬原パトラ[著](ホビージャパン)

ゴルドの時を超えた願いとは――。ついに邪神の使徒との最終決戦に向かう冬夜たち。異界より呼び寄せた融機軍団が冬夜たちを迎え撃つ。ゴルドの真の目的――時を超えた、譲れない願いはどこへ向かうのか!大人気異世界ほのぼのファンタジー第31巻!(ホビージャパンウェブサイトより)

4位『それいけ!平安部』宮島未奈[著](小学館)

5位『転生して田舎でスローライフをおくりたい 公爵家のおもてなし』錬金王[著](宝島社)

6位『アルプス席の母』早見和真[著](小学館)

7位『女神から『孵化』のスキルを授かった俺が、なぜか幻獣や神獣を従える最強テイマーになるまで 4』まるせい[著](ホビージャパン)

8位『後方師匠面したい系転生者 1 自覚なき剣聖の勘違い最強譚』TATAL[著](オーバーラップ)

9位『公爵一族の御令嬢に転生? 努力が報われる異世界で、可愛いもののために本気出します』へたまろ[著](アルファポリス)

10位『若隠居のススメ6~ペットと家庭菜園で気ままなのんびり生活。の、はず』JUN[著](TOブックス)

〈文芸書ランキング 5月27日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年5月31日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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