二宮和也『独断と偏見』が6週連続1位 日本人はどこで何を間違えたのか 保阪正康が昭和の成功と失敗を見つめ直す一冊も登場[新書ベストセラー]

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 7月29日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『独断と偏見』が獲得した。第2位は『ユダヤ人の歴史』、第3位は『生きる言葉』となった。

 1位の『独断と偏見』は、二宮和也さん初の新書。6月に発売されるとたちまち話題となり、書店から姿を消した。以降、たび重なる増刷を経て、現在も売れ続けている。同書は編集者が提示する四字熟語をテーマに、二宮さんが自身の言葉で語る形式で構成されており、10のテーマについて綴られている。人生観、仕事観、さらには死生観にまで踏み込む幅広い内容だ。とりわけ、自らを“商品”としてマネジメントする立場にある芸能事務所のオーナーという視点から語られる、アイドルや芸能の世界についての記述は、俯瞰的かつ率直で、特に読みごたえがある。

 4位以下で注目は、7位に初登場した『なぜ日本人は間違えたのか─真説・昭和100年と戦後80年─』。昭和史研究の第一人者である作家・保阪正康さんが、昭和100年、戦後80年という節目を機に、昭和史をあらためて語り直した最新著作だ。昭和100年、あの戦争、二・二六事件、東京裁判、高度経済成長、田中角栄、昭和天皇、戦後80年、8つの事象を改めて見つめ直し、歴史の真相に迫る。日本人はどこで、何を間違えたのか。著者による鋭く冷静な論考が展開される。記憶から歴史へと移行しつつある昭和の成功と失敗を、いまこそ感情を排して見つめ直すときなのかもしれない。

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1位『独断と偏見』二宮和也[著](集英社)

二宮和也による初めての〈新書〉。あえて文字だけの表現に挑戦。40代になった著者二宮が、これまで考えてきたこと、いま考えていること――。俳優やアーティストとしての表現のみならず、二宮和也が発信する独創的な言葉の力には定評があります。その最新の〈哲学〉を言語化すべく、10の四字熟語をテーマに計100の問いと向きあいました。ビジネス論から人づきあいの流儀、会話術から死生観にいたるまで、「独断と偏見」にもとづいて縦横無尽に語りおろします。エンターテイナーとしての思考が明かされると同時に、実生活に役立つ働きかたの極意や現代を生きぬく知恵が凝縮。世代や性別を問わず、どのページを開いても人生のヒントが見つかる新しいかたちのバイブル的一冊です。(集英社ウェブサイトより)

2位『ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』鶴見太郎[著](中央公論新社)

ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『生きる言葉』俵万智[著](新潮社)

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か──恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。(新潮社ウェブサイトより)

4位『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』齋藤ジン[著](文藝春秋)

5位『知って得する、すごい法則77』清水克彦[著](中央公論新社)

6位『日本終戦史1944-1945 和平工作から昭和天皇の「聖断」まで』波多野澄雄[著](中央公論新社)

7位『なぜ日本人は間違えたのか─真説・昭和100年と戦後80年─』保阪正康[著](新潮社)

8位『世界のニュースを日本人は何も知らない BEST版』谷本真由美[著](ワニブックス)

9位『やりたいことは全部やりなさい 最後に後悔しない25のヒント』森永卓郎[著](SBクリエイティブ)

10位『知らないと恥をかく世界の大問題16 トランプの“首領モンロー主義時代”』池上彰[著](KADOKAWA)

〈新書ランキング 7月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年8月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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