無能な人ほど過信する、価格が高いほど需要が増加する、簡単な仕事は先送りされる―― どれも「法則」です 『知って得する、すごい法則77』がロングセラー[新書ベストセラー]

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 8月5日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『独断と偏見』が獲得した。第2位は『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』、第3位は『生きる言葉』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『知って得する、すごい法則77』。失敗する可能性があるものは、いずれ失敗する「マーフィー法則」や、集団には常に、よく働くもの、普通のもの、怠けるものが一定の割合で存在する「働きアリの法則」など、誰もが心当たりがある「~の法則」。同書はそうした人や社会の傾向を端的に表した経験則を77種類集めて解説した一冊だ。

 同書で取り上げられているのは、仕事は単純化すればするほどはかどる「メイヤーの法則」、簡単な仕事は先送りされる「ディヘイの法則」、売上の八割は全顧客の二割が生み出している「パレートの法則」、上手くいっているなら手を加えるな「ランスの法則」などの「法則」に加え、自分が見たいものだけ見える「カラーバス効果」、無能な人ほど過信する「ダニング=クルーガー効果」、商品の価格が高いほど需要が増加「ヴェブレン効果」、目立つ特徴に引きずられる「ハロー効果」などの「効果」の数々。職場や男女間、教育や人間関係など、人生の様々なシーンで使える実践的な法則が紹介されている。

 著者は放送局で記者やキャスター、プロデューサーを務め、現在は大学で教鞭をとる清水克彦さん。清水さんはまえがきで、管理職の方を思い浮かべながら書いたと述べている。また社会の状況が変化しても、こうした法則には普遍性があり、生きるうえでの指針になるとも述べている。2月に発売された書籍ながら、新聞書評などで注目を集め、ロングセラーとなっている。

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1位『独断と偏見』二宮和也[著](集英社)

二宮和也による初めての〈新書〉。あえて文字だけの表現に挑戦。40代になった著者二宮が、これまで考えてきたこと、いま考えていること――。俳優やアーティストとしての表現のみならず、二宮和也が発信する独創的な言葉の力には定評があります。その最新の〈哲学〉を言語化すべく、10の四字熟語をテーマに計100の問いと向きあいました。ビジネス論から人づきあいの流儀、会話術から死生観にいたるまで、「独断と偏見」にもとづいて縦横無尽に語りおろします。エンターテイナーとしての思考が明かされると同時に、実生活に役立つ働きかたの極意や現代を生きぬく知恵が凝縮。世代や性別を問わず、どのページを開いても人生のヒントが見つかる新しいかたちのバイブル的一冊です。(集英社ウェブサイトより)

2位『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』齋藤ジン[著](文藝春秋)

日本復活のヒントがここに!累計14万部突破!ソロスを大儲けさせた、ベッセント財務長官の盟友伝説のヘッジファンドアドバイザー、初の著書(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

3位『生きる言葉』俵万智[著](新潮社)

スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か──恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。(新潮社ウェブサイトより)

4位『ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』鶴見太郎[著](中央公論新社)

5位『なぜ日本人は間違えたのか─真説・昭和100年と戦後80年─』保阪正康[著](新潮社)

6位『知って得する、すごい法則77』清水克彦[著](中央公論新社)

7位『私はがんで死にたい』小野寺時夫[著](幻冬舎)

8位『世界経済の死角』河野龍太郎[著] 唐鎌大輔[著](幻冬舎)

9位『教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化』竹内洋[著](中央公論新社)

10位『南京事件 新版』笠原十九司[著](岩波書店)

〈新書ランキング 8月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年8月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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