「コワすぎ ワロタ」『近畿地方のある場所について』映画も大ヒットスタート 内容の違う単行本と文庫 どちらもベストセラー[文芸書ベストセラー]

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 8月13日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『マスカレード・ライフ』が獲得した。第2位は『近畿地方のある場所について』、第3位は『8番出口』となった。

 2位にランクインした『近畿地方のある場所について』は2023年に大ヒットとなったモキュメンタリーホラー小説。8月8日より映画版の公開がはじまり、再注目を浴びている。2023年1月より小説投稿サイトで連載が始まり、同年8月に単行本で発売された。ライターの「背筋」による語りを軸に、雑誌記事、インタビュー、ネット掲示板からの抜粋などで構成されており、資料を追っていくうちに、ある地方に端を発した怪異の正体が浮かび上がってくる。

 映画は8日に公開され、8月8日から8月10日の映画観客動員ランキングで6位に初登場(興行通信社調べ)。映画では主人公のライター役を菅野美穂さん、共に謎に迫る編集者役を赤楚衛二さんが演じている。監督は白石晃士さん。

 同作は7月25日に文庫版も発売されている。ただしこちらは登場人物や物語の展開が単行本とは別の内容になっており注意が必要だ。こちらもトーハン週間ベストセラー8月13日付けで、文庫部門3位にランクインしている。また碓井ツカサさんが作画を担当するマンガ版も「月刊コミック電撃大王」で連載されている。こちらは現在2巻まで発売中だ。単行本、文庫、映画、マンガと、異なる形で広がる『近畿地方のある場所について』。それぞれの魅力を味わいながら、怪異の真相に迫ってみてはいかがだろう。

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1位『マスカレード・ライフ』東野圭吾[著](集英社)

ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が会場に現れる!? 警視庁を辞め、コルテシア東京の保安課長となった新田浩介が、お客様の安全確保を第一に新たな活躍をみせる!(集英社ウェブサイトより)

2位『近畿地方のある場所について』背筋[著](KADOKAWA)

情報をお持ちの方はご連絡ください 近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『8番出口』川村元気[著]KOTAKE CREATE[原作ゲーム](水鈴社)

全世界で社会現象になった無限ループゲームを二宮和也主演で実写映画化。 映画公開を前に、監督自ら書き下ろした小説『8番出口』刊行!(水鈴社ウェブサイトより)

4位『本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2』香月美夜[著](TOブックス)

5位『本でした』又吉直樹[著]ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

6位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 33』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

7位『カフネ』阿部暁子[著](講談社)

8位『蛍たちの祈り』町田そのこ[著](東京創元社)

9位『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ[著](宝島社)

10位『スラムに水は流れない』ヴァルシャ・バジャージ[著]村上利佳[訳](あすなろ書房)

〈文芸書ランキング 8月13日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年8月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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