「近畿地方のある場所について」映画ヒットで背筋作品がランキング席巻 トップ10に3作ランクイン[文芸書ベストセラー]

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 8月19日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『マスカレード・ライフ』が獲得した。第2位は『近畿地方のある場所について』、第3位は『8番出口』となった。

 今週は2位の『近畿地方のある場所について』の作者・背筋さんの作品が9位『口に関するアンケート』、10位『穢れた聖地巡礼について』にもランクイン。8月8日に『近畿地方のある場所について』の実写映画版が公開され、公開から12日間で観客動員数73.8万人をあげるヒットとなっており、背筋さんの他作品にも影響が及んでいる。

『口に関するアンケート』は肝試しに向かった大学生グループが遭遇した出来事についての証言に加え、画期的な手法で恐怖が展開する意欲的な一冊。文庫本よりも小さい手のひらサイズの一冊で、その造本も話題となっている。『穢れた聖地巡礼について』は編集者とオカルト系YouTuberがファンブックをつくるために、動画内で扱われた心霊スポットの裏にあるいわくを”調査”し、読者がよろこびそうな物語をでっちあげていく連作短編集。こちらも「近畿地方~」と同じく考察の余地が残された物語で、近年のモキュメンタリー、考察系コンテンツブームの最先端を行く作品となっている。映画の恐怖をスクリーンで味わった後は、原作と多彩な恐怖が仕掛けられた他二作で、考察をさらに深めてみてはいかがだろうか。

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1位『マスカレード・ライフ』東野圭吾[著](集英社)

ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が会場に現れる!?警視庁を辞め、コルテシア東京の保安課長となった新田浩介が、お客様の安全確保を第一に新たな活躍をみせる!(集英社ウェブサイトより)

2位『近畿地方のある場所について』背筋[著](KADOKAWA)

情報をお持ちの方はご連絡ください 近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『8番出口』川村元気[著]KOTAKE CREATE[原作ゲーム](水鈴社)

全世界で社会現象になった無限ループゲームを二宮和也主演で実写映画化。映画公開を前に、監督自ら書き下ろした小説『8番出口』刊行!(水鈴社ウェブサイトより)

4位『本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生2』香月美夜[著](TOブックス)

5位『本でした』又吉直樹[著] ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

6位『カフネ』阿部暁子[著](講談社)

7位『ちったい俺の巻き込まれ異世界生活9』ぬー[著](ツギクル)

8位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 33』愛七ひろ[著](KADOKAWA)

9位『口に関するアンケート』背筋[著](ポプラ社)

10位『穢れた聖地巡礼について』背筋[著](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 8月19日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年8月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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