高市早苗首相の著書がベストセラー 昨年総裁選前に刊行された3冊に注目[ノンフィクションベストセラー]

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 10月28日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『石原家の兄弟』が獲得した。第2位は『お弁当デイズ フダン弁当、ハレの日弁当』、第3位は『中年に飽きた夜は』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』。10月21日に内閣総理大臣に選出された高市早苗首相が、昨年の自民党総裁選前に刊行した一冊だ。外交力、情報力、経済力など、日本の「国力」強化をテーマに、各分野の専門家との対談を収録している。

 高市首相は同書のほか、昨年の総裁選前に関連書籍を続けて上梓。2024年7月刊『日本の経済安全保障 国家国民を守る黄金律』(飛鳥新社)では、担当大臣として取り組んだ経済安全保障の課題や法整備の意義、未来像を示した。また2024年9月刊『日本を守る 強く豊かに』(ワック)では、安倍晋三元首相の遺志を継ぐ姿勢や、セキュリティ・クリアランス、宇宙政策、危機管理、諸外国への対応など、自身の政策を通じて目指す国家像を描いている。

 一連の著作で示されたビジョンは、高市政権の今後の政策や国家戦略を読み解く手がかりとして注目を集めている。

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1位『石原家の兄弟』石原伸晃[ほか著](新潮社)

「俺はこの宇宙を孤りで過ぎる隕石だ」──作家・政治家として一世を風靡した父と、彼を支え家庭を切り盛りした母・典子。そして家族同然だった裕次郎。強烈な家風で知られる「石原家」の日常は涙と笑いに満ちていた。お正月から大晦日まで、幼少期の出来事から介護、看取り、相続までを兄弟それぞれの視点から振り返る追憶エッセイ。(新潮社ウェブサイトより)

2位『お弁当デイズ フダン弁当、ハレの日弁当』たかぎなおこ[著](文藝春秋)

今日は娘のお弁当作りの卒業式です…!普通の日も特別な日もお弁当って毎日おいしくてうれしい。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『中年に飽きた夜は』益田ミリ[著](ミシマ社)

これは漫才か、人生の叫びか?さあ、深夜のファミレスへ50歳たちのゆる笑い劇場が始まる「人生ってほぼ中年やん?」笑って、納得! 言えなかったモヤモヤもすっきり!!新しいことを見つけたい気持ちは、この胸の中で枯れずにいる著者渾身の描き下ろし!(ミシマ社ウェブサイトより)

4位『お悩み相談 そんなこともアラーナ』ヨシタケシンスケ[著](白泉社)

5位『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』高市早苗[編著](産経新聞出版)

6位『引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話』角由紀子[著](扶桑社)

7位『僕には鳥の言葉がわかる』鈴木俊貴[著](小学館)

8位『百一歳。終着駅のその先へ』佐藤愛子[著](中央公論新社)

9位『深夜3時のくろねこ喫茶』ねこまき(ミューズワーク)[著](スターツ出版)

10位『天国での暮らしはどうですか』中山有香里[著](KADOKAWA)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 10月28日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年11月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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