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- なぜ人は締め切りを守れないのか
- 価格:1,980円(税込)
■「いい時間」を取り戻す哲学的実践
一見するとビジネス書のようなタイトルだが、本書は「どうすれば仕事の締め切りを守れるのか?」といった類いのノウハウ本ではない。人が締め切りを守れない理由の考察を通じて、私たちが価値を感じられる「いい時間」を取り戻すための方策を探ろうとする哲学的実践の書だ。
なぜ現代人は常日頃から「忙しい」と口にしながら、せっかくの長期休みにスマートフォンで無意味な動画を見て時間をつぶしてしまうのか。趣味に没頭したり、あるいはパートナーと信頼関係を築いたりといった重要で長期的な課題には明確な期限がない一方で、デジタル技術の進展は労働と余暇の境界線をあいまいにし、期限の決まった小さなタスクが火の粉のように降ってくる。その火消しに追われる私たちは、期限が決まっている活動にしか時間を使えなくなっていると著者は説く。
版元の堀之内出版によると、発売1週間で3刷1万部を突破。東京・神保町の東京堂書店の週間ベストセラーで総合1位に輝いた。
締め切りのある仕事の成果を思い浮かべることはたやすいが、その代償に失った「いい時間」を計量することは難しい。まずは自分にとっての大切な時間が何かを思い出すことから始めたい。(堀之内出版・1980円)
村嶋和樹
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