-
- 暁星
- 価格:1,980円(税込)
12月16日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『成瀬は都を駆け抜ける』が獲得した。第2位は『転生したらスライムだった件 23』、第3位は『このミステリーがすごい! 2026年版』となった。
3位にランクインしたのは年末恒例のミステリランキング本。2026年版では国内編1位は櫻田智也さんの『失われた貌』(新潮社)が選出された。同書は「ミステリが読みたい! 2026年版」(ハヤカワミステリマガジン2026年1月号)国内篇と、「週刊文春ミステリーベスト10 2025 国内部門」(週刊文春2025年12月11日号)でも1位を獲得しており、3冠を達成している。
海外編では『私立探偵マニー・ムーン』リチャード・デミング[著]田口俊樹[訳](新潮社)が1位を獲得。こちらは正統派ハードボイルと本格推理の融合作。帯には「こんな探偵、見たことない!」という惹句が踊るが、原作は1940年代から50年代にかけてアメリカで書かれた発掘もの。腕っぷしが強く女に弱い戦場帰りの探偵が、緻密な推理を披露する、そのギャップが話題。
ランキング以外にも「日本ゲーム大賞2025」を受賞したミステリゲーム「都市伝説解体センター」のクリエタイターとミステリ作家の座談会や、歴史ミステリ紹介企画や江戸川乱歩没後50年を記念したベスト10の発表など、様々な企画が盛りだくさんの一冊となっている。年末年始の読書ガイドにいかがだろう。
4位以下で注目は6位にランクインした『暁星』。湊かなえさんが宗教二世の起こした事件をテーマに描いた最新長編。母親が新興宗教に多額の金品を貢ぎ、その宗教と近い関係にあった文科大臣を刺殺した男。物語は男の書いた手記や周囲の人のインタビュー、SNSの反応などからなる「ノンフィクション風パート」と、事件に居合わせた小説家による「小説パート」に別れる。2つの視点からみえてくる景色とは。湊さんは発売元の双葉社の公式サイトで《日本中を震撼させた事件をおもしろおかしく書いたのではありません。自分の人生にもそちらへ続く分かれ道があったからこそ、誰にでも起こり得ることではないかと、どんな反響も受け止める覚悟を持って書きました》と今作に込めた思いと覚悟を語っている。
***
-
- 成瀬は都を駆け抜ける
- 価格:1,870円(税込)
1位『成瀬は都を駆け抜ける』宮島未奈[著](新潮社)
高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、達磨研究会なるサークル、簿記YouTuber……。新たな仲間たちと出会った成瀬の次なる目標は“京都を極める”!一方、東京の大学へ進学した島崎みゆきのもとには成瀬から突然ある知らせが……!?最高の主人公に訪れる、究極のハッピーエンドを見届けよ!(新潮社ウェブサイトより)
2位『転生したらスライムだった件 23』伏瀬[著](マイクロマガジン社)
異世界転生ファンタジーの金字塔、遂に完結!リムルの帰還により、俄然やる気を漲らせるテンペスト陣営。そんな中、リムルはヴェルザードから衝撃の事実を告げられる。それは戦いの根本を揺るがしかねない情報であった。一方、イヴァラージェも不穏な動きを見せ、事態はますます混迷を極めていく。まさに総力戦。皆がギリギリの戦いを強いられる中、全ては一匹のスライムに委ねられた。大人気転生ファンタジー、ついに本編完結!(マイクロマガジン社ウェブサイトより)
3位『このミステリーがすごい! 2026年版』このミステリーがすごい!編集部[編](宝島社)
37年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。表紙を飾るのはゲーム『都市伝説解体センター』の描き下ろしイラスト!巻頭では、ゲーム開発チームの墓場文庫からハフハフ・おでーん氏、モチキン氏、集英社ゲームズから林真理氏を招き、ゲームを愛するミステリー作家・今村昌弘氏、円居挽氏と、『都市伝説解体センター』について語り合っていただきました。伊吹亜門×古泉迦十×坂上泉×白川尚史による、気鋭の作家大集合! 歴史・時代ミステリー座談会も必読!更に、ミステリー作家44名に投票いただいた没後60周年企画この江戸川乱歩がすごい! ベスト10も発表!どの作品がランクインしたか、ぜひご確認ください。各業界人も注目する2025年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。(宝島社ウェブサイトより)
4位『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 34』愛七ひろ[著](KADOKAWA)
5位『失われた貌』櫻田智也[著](新潮社)
6位『暁星』湊かなえ[著](双葉社)
7位『転生したらスライムだった件 番外編 ~とある休暇の過ごし方~』伏瀬[著](マイクロマガジン社)
8位『ちったい俺の巻き込まれ異世界生活10』ぬー[著](ツギクル)
9位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社)
10位『おっさん異世界で最強になる 4 ~物理特化の覚醒者~』次佐駆人[著](KADOKAWA)
〈文芸書ランキング 12月16日トーハン調べ〉
関連ニュース
-
Yahoo!検索大賞受賞! 口下手なカラテカ・矢部太郎が皆を号泣させた「手塚治虫文化賞贈呈式」受賞スピーチ全文
[ニュース/文学賞・賞](コミック/エッセー・随筆)
2018/12/06 -
カラテカ・矢部太郎とヨシタケシンスケの対談が小説新潮に掲載 藤野恵美の連載もスタート
[リリース](日本の小説・詩集/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド/SF・ホラー・ファンタジー/エッセー・随筆)
2018/04/21 -
佐藤健が「この漫画の世界に入りたい!」と熱望する心理バトル漫画 直木賞作家との交流も明かす
[テレビ・ラジオで取り上げられた本/ニュース](コミック/日本の小説・詩集)
2016/09/21 -
嵐・櫻井翔が驚愕「すげえ!どうやって考えたんだろう?」唯一無二のミステリー小説とは
[ニュース/テレビ・ラジオで取り上げられた本](日本の小説・詩集/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド/エッセー・随筆)
2017/05/31 -
ライプニッツ研究所所長が執筆 「最後の万能の天才」の実像とは? 『ライプニッツの輝ける7日間』試し読み
[試し読み](自伝・伝記)
2026/01/29




























