コンビニで「カイロ」を買ってすぐにできる! 鍼灸師がオススメする“肩こり”が楽になる簡単セルフケア

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セルフケアで肩スッキリ(写真はイメージ)

「最近、なんだか体が重い……」
「肩こりや腰痛がつらい……」
「夜中に何回も目が覚めるから、疲れがとれない」

病院に行くほどではないけれど、なんとなく体の不調を感じている。そんな人に「カイロ健康法」を提唱するのは、鍼灸師の久保和也氏だ。

久保氏は、妻の産後の体調不良をきっかけに30歳で鍼灸院を開業。今ではSNS総フォロワー16万人にもなる人気鍼灸師である。

この久保氏がすすめるカイロ健康法とは、1日1~5分間ツボにカイロをあてて温め、体のめぐりを整えることで、ツボにお灸をしたり鍼(はり)を打ったりするのと似た効果を引き出すものだという。

今回は久保氏の著書『痛みと不調がみるみる改善 あてるだけカイロ健康法』から、カイロを使ったセルフケアを一部抜粋・編集して紹介する。

カイロ健康法は今日から始められるセルフケア

カイロの最大の魅力は、なんと言っても手に入れやすく「誰でもすぐに始められる」ことです。

たとえば、お灸の場合、「ツボの場所がわからない」「どこに置いたらいいかわからない」と悩む方は多いです。

また、火を扱うため、「やけどしそうで怖い」という方もいますし、「外すタイミングがわからない」という声もよく聞きます。

カイロであれば、大まかな位置にあてればOK。カバーできる面積が広いので大体の位置が合っていれば、ツボにあたる可能性はとても高いです。ピンポイントでなくても、そのエリアを温めること自体で十分効果は出ます。

ですから、少し不調を感じたときにすぐにケアすることが可能なのです。加えて、不快に思ったらすぐに取り外し、中止することができるのもメリットの1つです。

子どもから高齢の方まで、年齢を問わずに行えるのもうれしいポイントです。

ただし、子どもや高齢者は肌が薄くてやけどしやすいこともあるので、保護者や家族が付き添っていたほうが安心です。

もともと皮膚が弱い方や肌荒れや黒ずみなどが気になる方も慎重な対応が必要です。心配な場合は手でさすって温めるだけでも構いません。

カイロ健康法のメリット

カイロならではのよさをご紹介しましょう。

■早い&お手軽!

使い捨てカイロなら袋から出せばすぐに温かくなりますし、充電式カイロも電源を入れたらすぐに温まるものがほとんどです。小豆カイロなども電子レンジで温めるだけと、とにかくサッと使えます。

しかも、カイロをあてる時間は最短1分でOK。じっくりあてる場合でも最長5分ほど。短時間でも効果が期待できます。

これなら、どんなに忙しくても時間を見つけて行うことができるでしょう。

■コスパよし!

カイロならドラッグストアやコンビニなどで手軽に買えて、1枚あたり数十円程度。

小豆カイロなどは、最初は1000~2000円ほどの出費になりますが、繰り返し使えることを考えれば、1日あたりの出費は数円程度です。

コスパがよく、経済的にも続けやすいと言えるでしょう。

■火を使わないから安全!

火を使わないので、誰でも安全に扱えます。家でも、職場でも、外出先でもどこでも使えるのもうれしいポイントです。

また、長時間、肌にあてると低温やけどの危険性がありますが、基本的に数分間「あてるだけ」。貼ってもOKな部位に関しても、最大60分までとしています。子どもから高齢者まで、幅広い年齢層におすすめです。

ただし、持病があるなど不安がある方は、かかりつけ医に相談しましょう。

また、運動直後や発熱時、眠るときにカイロを使うのは危険なため注意しましょう。

それでは、実際にカイロをあててみましょう。

なお、カイロを貼った状態での激しい運動はNGです。

汗をかきすぎると肌がふやけて、低温やけどのリスクが上がるので、運動中の使用は控えてください。

肩こり緩和におすすめの「カイロ健康法」

■痛みを伴う肩こり

肩の前側を通る経絡である大腸経は、首の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)にもつながっています。

痛みが出るほどひどい肩こりの場合、このあたりが張っていることが多いです。

大腸経上にある手三里(てさんり)に1回1分カイロをあてて温めることで、肩への気血のめぐりが促され、肩がほぐれます。


痛みを伴う肩こりに

■鉛のように重い肩こり

肩こりがあると肩~背中を通っている僧帽筋(そうぼうきん)が固まります。

その筋肉上にあるツボが肩井(けんせい)で、いちばんこりが強く出るところです。

特に肩が重い場合はここをダイレクトに1回5分カイロをあてて温めることが効果的です。

温熱刺激で血流がよくなり、めぐりが促されると、筋肉の緊張がゆるんで肩がラクになります。


鉛のように重い肩こりに

著者:久保和也(くぼ・かずや)
鍼灸師/東京・押上スカイツリー前「クボ鍼灸院」代表/世界中医薬学会アレルギー疾患専門委員理事/世界中医薬学会連合会耳鼻咽喉口腔科専門委員会理事。妻の産後の体調不良をきっかけに東洋医学の道へ進む。鍼灸治療の真髄「経絡治療」を習得し、30歳で東洋医学専門の鍼灸院を開業。SNS総フォロワー16万人、雑誌やメディアなど多数出演。現在は自律神経失調症をはじめ、病院で原因不明と言われた症状を中心に日々施術にあたっている。著書に『10秒で自律神経が整うツボゆらし』(池田書店)

監修者:鈴木慎太郎(すずき・しんたろう)
医師。昭和医科大学 医学部内科学講座呼吸器・アレルギー内科学部門 准教授/昭和医科大学 医学部医学教育学講座 准教授。専門分野は、喘息、食物アレルギー(思春期~成人)、アニサキスアレルギー、アナフィラキシー、薬剤アレルギー、呼吸器内科、産業衛生、消化管アレルギー(思春期~成人)、好酸球性消化管疾患。

あさ出版
2026年1月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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