奥田英朗が昭和100年を描ききった『普天を我が手に』完結作が初登場 司法、実業、報道、娯楽に携わる4人が主人公の大河小説[文芸書ベストセラー]

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 12月23日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『成瀬は都を駆け抜ける』が獲得した。第2位は『失われた貌』、第3位は『転生したらスライムだった件 23』となった。

 今週も先週、先々週に引き続き、2024年本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)からはじまった「成瀬あかり」シリーズ完結作『成瀬は都を駆け抜ける』が3週連続で1位を獲得。同作は28万部を突破し、シリーズ累計で200万部を突破した。

 4位以下で注目は8位に初登場の『普天を我が手に 第三部』。『オリンピックの身代金』(KADOKAWA)や『罪の轍』(新潮社)など昭和を舞台とした傑作ミステリー小説で知られる奥田英朗さんが、昭和100年、戦後80年を丸ごと描いた大河小説の完結作。1926年に生まれた4人の主人公を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争の開戦、終戦から戦後の復興、高度経済成長期、激動の昭和を描ききった。4人の主人公はそれぞれ司法、実業、報道、娯楽に携わるようになり、物語は政治、軍事外交、右翼、興業、メディア、フェミニズムなど、昭和史を知るうえで欠かせないあらゆるテーマを内包していく。4人それぞれの生き様が昭和を映し出す大河小説となっている。朝日新聞、読売新聞などでも取り上げられ、高い注目を集めている。奥田さんはさらに、「小説新潮」2025年7月号より3億円事件をモチーフにした小説『府中某重大事件』の連載も手掛けている。

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1位『成瀬は都を駆け抜ける』宮島未奈[著](新潮社)

高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、達磨研究会なるサークル、簿記YouTuber……。新たな仲間たちと出会った成瀬の次なる目標は“京都を極める”!一方、東京の大学へ進学した島崎みゆきのもとには成瀬から突然ある知らせが……!?最高の主人公に訪れる、究極のハッピーエンドを見届けよ!(新潮社ウェブサイトより)

2位『失われた貌』櫻田智也[著](新潮社)

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。(新潮社ウェブサイトより)

3位『転生したらスライムだった件 23』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

異世界転生ファンタジーの金字塔、遂に完結!リムルの帰還により、俄然やる気を漲らせるテンペスト陣営。そんな中、リムルはヴェルザードから衝撃の事実を告げられる。それは戦いの根本を揺るがしかねない情報であった。一方、イヴァラージェも不穏な動きを見せ、事態はますます混迷を極めていく。まさに総力戦。皆がギリギリの戦いを強いられる中、全ては一匹のスライムに委ねられた。大人気転生ファンタジー、ついに本編完結!(マイクロマガジン社ウェブサイトより)

4位『暁星』湊かなえ[著](双葉社)

5位『このミステリーがすごい! 2026年版』『このミステリーがすごい!』編集部[編](宝島社)

6位『転生したらスライムだった件 番外編 ~とある休暇の過ごし方~』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

7位『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈[著](新潮社)

8位『普天を我が手に 第三部』奥田英朗[著](講談社)

9位『水属性の魔法使い 第三部 東方諸国編 IV』久宝忠[著](TOブックス)

10位『I』道尾秀介[著](集英社)

〈文芸書ランキング 12月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2025年12月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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