白紙の本がベストセラー1位 『マイブック』作家の使い方とは? 読者の多様な使い方も紹介[文庫ベストセラー]

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 1月6日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『マイブック―2026年の記録―』が獲得した。第2位は『人間標本』、第3位は『国宝 上 青春篇』となった。集計期間は2025年12月29日~2026年1月4日。

 1位はの『マイブック』は日付と曜日だけが入った文庫本形式の本となっており、日記として、手帳として、他にもどのようなオリジナルな使い方をしてもよい「自分だけの本」。新潮社が1999年以来刊行を続け、累計発行部数は280万部を突破している。「著者近影」を貼る場所や、著者名、あとがきを書くスペースも用意されている。

 作家の原田ひ香さんは『マイブック』について同書の特設サイトで《自分で言うのもなんですが、私のマイブックの使い方は世界で一番簡単で、一番効果的な使い方だと自負しております》と述べ、その日もらった紙の資料を糊で貼るだけという極めてシンプルな活用法を紹介している。コンサートのチケット、レストランのショップカード、新幹線の切符、おみくじ、レシート、紙ナプキンのメモなど、捨てるには惜しいが取っておくほどでもない紙類を貼り付けることで、一年の記録が自然と蓄積されていくという。他にも特設サイトには、読者から寄せられた交換日記や食事の日記、推し活日記、スケッチブックなどの利用方法が掲載されている。自由度の高い『マイブック』だからこそ、読者それぞれが自分らしい使い方を見つけてみてはいかがだろうか。

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1位 『マイブック―2026年の記録―』(新潮社)

マイブックには、日付と曜日しか入っていません。これは2026年のあなたがつくる、世界に一冊だけの本。どんなふうに使うかはあなたの自由です。日記をつづってもよし。手帳として持ち歩くのもよし。誰にも思いつかないオリジナルな使い方を試してみるのも、きっと楽しいでしょう。毎日使い続けて完成させたなら、他のどの本よりも記憶に残る、とっておきの「自分の本」になっているはずです。(新潮社ウェブサイトより)

2位 『人間標本』湊かなえ[著](KADOKAWA)

イヤミスの女王、新たなる覚醒 人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな――。ひどく損壊された6人の少年の遺体が発見されると、社会はその事件の異様さに衝撃を受けた。大学の生物学科で蝶の研究をする榊史朗は、蝶の世界を渇望するあまり、息子を含む6人の少年たちを手にかけたと独白する。蝶に魅せられ、禁断の「標本」を作り上げたという男の手記には、理解しがたい欲求が記されていた……。耽美と狂おしさが激しく入り乱れる、慟哭のミステリ。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位 『国宝 上 青春篇』吉田修一[著](朝日新聞出版)

俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。(朝日新聞出版ウェブサイトより抜粋)

4位 『国宝 下 花道篇』吉田修一[著](朝日新聞出版)

5位 『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

6位 『爆弾』呉勝浩[著](講談社)

7位 『方舟』夕木春央[著](講談社)

8位 『BUTTER』柚木麻子[著](新潮社)

9位 『鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~』クレハ[著](スターツ出版)

10位 『一次元の挿し木』松下龍之介[著](宝島社)

〈文庫ランキング 1月6日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2026年1月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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