アポイントの取り方だけでわかってしまう…他人に信頼されない人の特徴とは

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信頼されない人の特徴とは?(写真はイメージ)

「人生を豊かにする資産は『時間』『能力』『人間関係』『お金』である。この4つをどれだけ持っているか、そして、どう増やしていくかが人生戦略の基本になる」と話すのは作家でプロデューサー・編集者でもある長倉顕太氏だ。

 なかでも長倉氏が「最も強力な資産」だと断言するのが「人間関係」である。

 それはなぜなのか? さらに、人間関係をうまく築けない人には、共通して“信頼されるために欠けている視点”があるという。その正体とは?

 本記事では、長倉氏の著書『豊かな人だけが知っていること~時間貧困にならない51の習慣~』から、「人間関係」の大切さと、信頼されない人に共通する特徴を一部抜粋・編集して紹介する。

人間関係が最強な理由

 なぜ、「人間関係」が最強なのか。

 それは、「人間関係」という資産を最大化すれば、他の3つの資産をカバーできてしまうからです。

「人間関係」があれば、時間のある人に頼めば「時間」が、お金のある人と組めば「お金」が、能力のある人と組めば「能力」が手に入ります。

 極端な話ではありますが、「人間関係」だけうまくいけば、人生はかなりうまくいきます。
ですから、最終的には豊かな「人間関係」を手に入れてほしいと思っています。

 どんなに「非・効率時間」を増やしたところで、他人と絡めなければ、「能力」も「お金」も最大化できません。

 所詮、一人の力からは抜け出せないからです。この世で一人でできることなんて、たかが知れています。

 ただ、「人間関係」という最強の資産を築くときにも、「時間」の使い方は重要になります。
なぜなら、成功している人物ほど時間を大切にしているからです。

 そういう人は、忙しいから時間を重視しています。そもそも時間を大切にしているから成功しているのではないかとすら思います。

相手の時間を大切にする

 なぜ、「時間」と「人間関係」が関係するのでしょうか。

 理由は簡単です。人間関係において重要なのが「信用」だからです。

 信用される人とは、時間を守る人であり、気遣いのできる人です。

 私は仕事柄いろいろな人と関わっていますが、人間関係に恵まれている人は「他人の時間」を大切にしています。そして、そういう人は間違いなく仕事ができます。

 一方、その逆の人たちもいます。他人の時間をなんとも思っていない人たちです。

 当然、そういう人たちは人間関係も恵まれないし、仕事もできません。

 私は若者を指導するときに、まずは「即レスするように」と伝えています。すぐに返信しようという意味です。相手が何かを伝えたときにすぐに返信できれば、相手が返信を待つ時間を最少にできます。

 ところが、なかなか返信がこないと、相手はちゃんと届いているのか、いつ返信がくるのかとやきもきすることになります。

 さらに、返信次第で次に進むようなものの場合は、進行自体がどんどん後ろにずれていくことになります。その分、相手の時間を奪うことになります。

 ところが、「即レス」というこんな簡単なことですら、多くの人ができないのを目の当たりにしてきました。

 それくらい「他人の時間」を大切に思えていない人が多いのです。

アポイントの取り方でバレる

「他人の時間」を大切にできるかは、アポイントの取り方だけでもわかってしまいます。

 たとえば、「他人の時間」を大切にできる人は、打ち合わせ場所を送るときに場所の名前、住所、最寄駅からの時間、一番近い最寄駅の出口、地図のリンクを送ります。

 ところが、場所の名前とリンクだけを送る人も多い。住所だけの場合の人もいます。

 お店を予約している場合は、予約名を伝えるのも当たり前です。こんなことすらできない人が大半です。

 情報が少ないと、相手は自分で最寄駅を調べたりする必要が出てきます。場合によっては、「最寄駅はどこですか?」とメールせざるを得ないかもしれません。そこでさらに、あなたからの返信を待っていたら、時間はかなり取られてしまうでしょう。そこまで想像できるかどうか。

「他人の時間」を大切にする。

 この当たり前のことができれば、「信用」が手に入るでしょう。

 時間は人生そのものだとお話ししました。時間を大切にすることは、人生を大切にすることと同じなのです。

 つまり、「相手の時間」を大切にするというのは、「相手の人生」を大切に思えているかどうかにつながります。

 誰だって、自分の人生を大切に思ってくれる人に好感を持つものです。

気遣いとはコミュニケーションコストが低いこと

 よく「気遣い」の重要性が本に書いてあったりします。結局、気遣いというのは相手に無駄な時間や手間を取らせないことなのです。

 人間関係においてこの感覚を意識していない人が多い。私は人間関係にもコストがあると思っていて、これを 「コミュニケーションコスト」と呼ぶようにしています。

 当然ながらコミュニケーションコストが高い人は嫌がられます。

 コミュニケーションコストが高い人というのは簡単に言うと、「なかなか伝わらない人」です。懇切丁寧に説明してもらわないと理解できない人は、コストが高いとみなされます。

 一方、何も言わなくても伝わる人もいます。相手が何を求めているか理解して、言われる前にやってしまうような人です。こういう人はコミュニケーションコストが低くて優秀な人ということになります。

 誰だってコミュニケーションコストが高い人よりは低い人と一緒にいたいはずです。

 必然的にコストが低い人は引く手数多になっていきます。その結果、どんどんチャンスが増えていきます。

 いかがでしょうか。いままでのコミュニケーションを振り返ってみて、あなたのコミュニケーションコストは高いでしょうか、低いでしょうか。

 もしあなたが言われなくても行動できて、それである程度結果を出せているなら、コミュニケーションコストは低いと言えます。

 逆に、もしいちいち物事を細かく言われているようであれば、相当コストが高いと判断したほうがいいかもしれません。

コミュニケーションコストを下げる3つの方法

 コミュニケーションコストが高い人が人生でうまくいくことはないと思ったほうがいいでしょう。周りの人から「面倒くさい」「使えない」と思われてしまうからです。

 そこで、コミュニケーションコストを下げるための方法を紹介します。

(1)即レスを心がけよう!

 先ほども書きましたが、「即レス」は重要です。

 コミュニケーションコストを下げるには、これを徹底的に習慣化することから始まると言っていいかもしれません。できない人がいること自体が不思議ですが、意外とできない人が多くいます。

 これは、完全に即レスする気があるかないかだけの問題です。ただ、なかなかやろうとしてもできません。普段から反応できるようにしている必要があるからです。

 あまり「即レス」を強要するとメンタルに支障が出てくる人もいるようです。

 それを避ける意味でも、まずは1週間でいいので、「即レス」することを心がけてみます。

 期間を決めることで精神的に追い詰められることなく、とくに意識しなくても早く反応できるようになります。

(2)リマインドをしよう!

 必ずリマインドを送る習慣を持つようにします。

 リマインドとは確認のことです。アポイントがあった場合に、前日、もしくは当日の朝にリマインドをメールなどで送ります。

 そのときに、アポイント場所の確認と同時に、緊急連絡先として携帯電話の番号も載せておきます。

 親切なリマインドがくると、アポイント相手がいちいち以前のメールを見返したりする必要がなくなります。相手が比較的ルーズな場合は、感謝されます。

 また、相手が気遣いができる場合は、あなたのリマインドに対して「よく気づく人だな」と感心するはずです。

(3)前倒しを意識する!

 スケジュールの前倒しも意識します。

 私たちは無意識にスケジュールを先延ばしにする癖があります。

 しかも、無意識なので、意識していかないとどんどん先延ばし癖が強化されています。

 ですから、スケジュールをどんどん前倒しでこなしていくようにするだけで、結果がまったく変わってきます。また、周りの人もあなたといることで、物事がどんどん進んでいくので安心します。

 信頼は、相手に安心を与えることでもあります。人は不安を感じると、相手のいろいろなところが気になってしまいます。すると当然、その分、コミュニケーションコストが高くなっていきます。

 スケジュールの前倒しで信頼を得ることでも、コミュニケーションコストを下げることができるのです。

 以上を意識していくことで、コミュニケーションコストが低い人になることができます。なぜなら、相手から「どうなってるの?」と確認される前に動いて、報告できるようになるからです。

 相手からしたら、こんな楽な相手はいません。「言わなくても勝手にやってくれている人」ほど重宝される存在はいないのです。

長倉顕太(ながくら・けんた)
作家・プロデューサー・編集者。1973年、東京生まれ。学習院大学卒。大学卒業後、職を転々としたあと28歳の時に出版社に転職し、編集者としてベストセラーを連発。今までに企画・編集した本の累計は1100万部を超える。独立後は8年間にわたりホノルル、サンフランシスコに拠点を移して活動し、現在は著者のプロデュースや教育事業に関わっている。主な著書にベストセラー『移動する人はうまくいく』『本を読む人はうまくいく』(以上、すばる舎)、『誰にも何にも期待しない』(ソシム)、『人生は28歳までに決まる』(イースト・プレス)、『親は100%間違っている』(光文社)など多数。

あさ出版
2026年1月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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