映画「ほどなく、お別れです」原作が1位 「このミス」発の文庫賞受賞作もランクイン ドラマ化が報じられた『一次元の挿し木』も話題[文庫ベストセラー]

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目黒蓮さん

 2月10日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ほどなく、お別れです』が獲得した。第2位は『クスノキの番人』、第3位は『一次元の挿し木』となった。

 1位の『ほどなく、お別れです』は長月天音さんによる葬儀社を舞台にしたシリーズの第一作目。「亡くなった人の声が聞こえる」主人公の美空と葬祭プランナー・礼二の二人が、最高の「区切りの儀式」を目指す物語。5位の『ほどなく、お別れです 遠くの空へ』は同シリーズの4作目。新型コロナウイルスの影響下での葬儀を描くことで、時代が葬儀の形にどう影響するかを丁寧に描く。

 『ほどなく、お別れです』は2月6日より映画版の公開がはじまった。映画では浜辺美波さんが美空、目黒蓮さん礼二を演じ、監督は三木孝浩さんが務めている。映画は公開初日から3日間で観客動員数45万4100人、興行収入6億3900万円をあげ、今週発表された動員ランキングで初登場1位に輝く大ヒットスタートとなっている(興行通信社調べ)。

 4位以下で注目は9位に初登場の『アナヅラさま』。第24回『このミステリーがすごい!』大賞の「文庫グランプリ」受賞作。顔にぽっかり穴のあいたバケモノ「アナヅラさま」が人をさらい、穴の中に呑み込んでしまう。そんな都市伝説を下敷きに、主人公たちは女性の連続失踪事件を追う中で、この不気味な伝説が現実の事件と絡み合っていく。「都市伝説×どんでん返し」が評価された異色のミステリ。3位の『一次元の挿し木』は同賞の前回の受賞作。先月、一部メディアで白石聖さん、山田涼介さん主演でテレビドラマ化されると報じられ話題となった。

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1位『ほどなく、お別れです』長月天音[著](小学館)

この葬儀場では、奇蹟が起きる。夫の五年にわたる闘病生活を支え、死別から二年の歳月をかけて書き上げた「3+1回泣ける」お葬式小説。大学生の清水美空は、東京スカイツリーの近くにある葬儀場「坂東会館」でアルバイトをしている。坂東会館には、僧侶の里見と組んで、訳ありの葬儀ばかり担当する漆原という男性スタッフがいた。漆原は、美空に里見と同様の“ある能力”があることに目を付け、自分の担当する葬儀を手伝うよう命じる。漆原は美空をはじめとするスタッフには毒舌だが、亡くなった人と、遺族の思いを繋ごうと心を尽くす葬祭ディレクターだった。(小学館ウェブサイトより抜粋)

2位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

恩人の命令は、思いがけないものだった。不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。そのクスノキには不思議な言伝えがあった。(実業之日本社ウェブサイトより)

3位『一次元の挿し木』松下龍之介[著](宝島社)

二百年前の人骨のDNAが四年前に失踪した妹のものと一致!?ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝人類学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく――。(宝島社ウェブサイトより)

4位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)

5位『ほどなく、お別れです 遠くの空へ』長月天音[著](小学館)

6位『極意 御庭番斬殺 密命(九)決定版』佐伯泰英[著](文藝春秋)

7位『BUTTER』柚木麻子[著](新潮社)

8位『雫の街─家裁調査官・庵原かのん─』乃南アサ[著](新潮社)

9位『アナヅラさま』四島祐之介[著](宝島社)

10位『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上』アンディ・ウィアー[著]小野田和子[訳](早川書房)

〈文庫ランキング 2月10日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2026年2月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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