-
- 木挽町のあだ討ち
- 価格:781円(税込)
2月17日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ほどなく、お別れです』が獲得した。第2位は『喫茶おじさん』、第3位は『一次元の挿し木』となった。
2位に初登場の『喫茶おじさん』は『三千円の使いかた』(中央公論新社)が2022年のトーハン調べの年間文庫ベストセラー1位に輝いた原田ひ香さんが2023年に発表した小説の文庫版。早期退職ではじめた喫茶店を潰した57歳の元サラリーマンが主人公。妻と別居中で趣味もない彼は純喫茶巡りをはじめる。妻との関係や老後を見据えたこれからの働き方など、人生の岐路を迎えた主人公の日々が、コーヒーと喫茶店という舞台を通じて静かに描かれる。
4位以下で注目は8位にランクインした『木挽町のあだ討ち』。2023年に第169回直木賞と第36回山本周五郎賞をダブル受賞した永井紗耶子さんによる時代ミステリ。芝居町として知られる木挽町で行われた仇討ちの顛末が描かれる。物語は仇討ちの二年後、木挽町で生きる人々が若い侍に当時の話を聞かせていくスタイルで進む。侍は木戸芸者や殺陣師、女形、小道具を作る職人や劇作者ら仇討の目撃者に顛末を聞くととともに、彼らがそれぞれどのように生きてきたかも教えて欲しいと頼み込む。彼らの語る人生と仇討の“真実”とは。人情物語が驚きの結末に収れんしていく。同作は2月27日に映画版の公開が控えている。映画では主人公の侍を柄本佑さんが演じる。共演は渡辺謙さん、長尾謙杜さん、北村一輝さん、沢口靖子さんら。
***
-
- ほどなく、お別れです
- 価格:726円(税込)
1位『ほどなく、お別れです』長月天音[著](小学館)
この葬儀場では、奇蹟が起きる。夫の五年にわたる闘病生活を支え、死別から二年の歳月をかけて書き上げた「3+1回泣ける」お葬式小説。大学生の清水美空は、東京スカイツリーの近くにある葬儀場「坂東会館」でアルバイトをしている。坂東会館には、僧侶の里見と組んで、訳ありの葬儀ばかり担当する漆原という男性スタッフがいた。漆原は、美空に里見と同様の“ある能力”があることに目を付け、自分の担当する葬儀を手伝うよう命じる。漆原は美空をはじめとするスタッフには毒舌だが、亡くなった人と、遺族の思いを繋ごうと心を尽くす葬祭ディレクターだった。(小学館ウェブサイトより抜粋)
2位『喫茶おじさん』原田ひ香[著](小学館)
それでも、コーヒーは今日もうまい。松尾純一郎、57歳。大手ゼネコンを早期退職して、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない日々の中、ふらりと喫茶店に入る。コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。
趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎には、苦い過去がある。妻の反対を押し切り、退職金を注ぎ込んで始めた喫茶店を半年で潰したのだ。たくさんの問題を抱えながら、男は今日も喫茶店へ向かう。閉ざされた夢の扉は再び開かれるのか?滋味深いグルメ×老後×働き方小説。解説は、編集者の岡本仁氏。(小学館ウェブサイトより)
3位『一次元の挿し木』松下龍之介[著](宝島社)
二百年前の人骨のDNAが四年前に失踪した妹のものと一致!?ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝人類学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく――。(宝島社ウェブサイトより)
4位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈[著](新潮社)
5位『ほどなく、お別れです 遠くの空へ』長月天音[著](小学館)
6位『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』長月天音[著](小学館)
7位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)
8位『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子[著](新潮社)
9位『方舟』夕木春央[著](講談社)
10位『アナヅラさま』四島祐之介[著](宝島社)
〈文庫ランキング 2月17日トーハン調べ〉
関連ニュース
-
宮部みゆきの新連載が「小説新潮」でスタート! 著者初の「幽霊屋敷」ホラー
[リリース](日本の小説・詩集/SF・ホラー・ファンタジー)
2018/07/26 -
「特大のすーを差し上げます」ダイアン津田の日記がエンタメ本ランキング1位[エンターテイメントベストセラー]
[ニュース](タレント本)
2026/06/06 -
「金持ってるくせに金くれとかふざけるな」西原理恵子のクラウドファインディング企画の顛末は?[ノンフィクションベストセラー]
[ニュース](宗教/社会学/福祉/エッセー・随筆)
2018/09/15 -
田中みな実1st写真集 ベストセラーランキングに初登場 乃木坂に迫る驚異的な売上!
[ニュース](思想・社会/日本史/タレント写真集/社会学/韓国・北朝鮮/教育学)
2019/12/21 -
2015年を書評で振り返る ピケティ、ドローン、水木しげる、戦後70年、安保法案から爆買い、SWまで
[ニュース/特集・インタビュー](社会学/映画/ステージ・ダンス)
2015/12/28




























