2026年本屋大賞は朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』 「超発掘本」は原田宗典が「ジェット・ストリーム」のために書き下ろした短編集[文芸書ベストセラー]

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 4月7日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『陰の実力者になりたくて!07』が獲得した。第2位は『大河の一滴 最終章』、第3位は『青天』となった。

 今週4位にランクインした『イン・ザ・メガチャーチ』は、4月9日に発表された「2026年本屋大賞」で大賞に輝いた。同作は朝井リョウさんが「ファンダム経済」を描いた長編小説。朝井さんの作家生活15周年記念作品として発表された。産経新聞の三宅令記者は《アイドルという“物語”を仕掛ける側の47歳の男性、居場所を求めてのめり込む19歳の大学生、若手俳優の熱心なファンだった35歳の女性という、世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を描く。》と紹介し、《彼ら彼女らの姿は、熱狂に身を投じる心地良さと危うさを知る読者にとって、強い感情移入を誘うだろう。》と評している。

 同時に発表された「翻訳小説部門」では『空、はてしない青』メリッサ・ダ・コスタ[著]山本知子[訳](講談社)が受賞した。また「超発掘本」では原田宗典さんの『旅旅の短篇集 春夏』(KADOKAWA)が1位となった。同作はTOKYO FMの「ジェット・ストリーム」でパーソナリティーの城達也さんが朗読するために書き下ろされたショートストーリー集。文庫本で2000年に発表されており、第2弾となる『旅の短篇集 秋冬』(KADOKAWA)も発売されている。

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1位『陰の実力者になりたくて!07』逢沢大介[著](KADOKAWA)

『シャドウガーデン』を率いる七陰の第一席アルファ――彼女の故郷・エルフの国の王が急死し、次代の王を決める王位継承戦の開催が決定する。エルフの剣聖・ベアトリクスを筆頭に牙を研ぐ強者たち。暗躍する『三大派閥』。その裏に『ディアボロス教団』の影を察知したアルファは偽りの身分にて自らも王位継承戦の渦中に飛び込んでいく……。なんてことは深く気にせず、エルフの少女に弟子入りを志願されたシドは“師匠ポジション”という『陰の実力者』の新たな境地に立って王位継承戦に殴り込み!!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『大河の一滴 最終章』五木寛之[著](幻冬舎)

93歳の人間論ーー。人は何かのために生きるのではない。誰かのために生きるのだ。衝撃のベストセラー『大河の一滴』から30年。圧巻の集大成。常に、再生の希望はある。少年時代の引揚体験、自死への欲求、思いがけない病の宣告……あえて、大河の流れに逆らうことを決意した、告白的人間論。(幻冬舎ウェブサイトより抜粋)

3位『青天』若林正恭[著](文藝春秋)

オードリー・若林正恭、初小説!人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる――総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち破れた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。青春の苦みと悦びに満ちた、著者渾身の初小説。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ[著](日本経済新聞出版)

5位『憤怒の人 母・佐藤愛子のカケラ』杉山響子[著](小学館)

6位『誓いの証言』柚月裕子[著](KADOKAWA)

7位『暁星』湊かなえ[著](双葉社)

8位『カフェーの帰り道』嶋津輝[著](東京創元社)

9位『魔法使いと愉快な仲間たち7 ~モフモフと行く精霊の棲む隠れ村~』小鳥屋エム[著](KADOKAWA)

10位『成瀬は都を駆け抜ける』宮島未奈[著](新潮社)

〈文芸書ランキング 4月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2026年4月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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