報連相で言いがちな「お時間ありますか?」一流のビジネスパーソンが使わない理由とは

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク


「他人の時間を奪う人」の特徴とは?

新社会人がビジネスの基本として教わる「報連相(ほうれんそう)」。言うまでもなく、報告・連絡・相談は社会人にとって欠かせないスキルとなっている。

日々、多くのビジネスマンが上司に相談しているだろうが、その際に「いま、お時間ありますか?」と声を掛けていないだろうか。

この声掛けでは気遣いが不十分だと指摘するのは、国際的な金融グループのバークレイズやAIGなど海外グローバル企業で秘書を務めてきた森田ゆきさんだ。

世界的な大企業で活躍する一流のビジネスパーソンは、相談する際にどんな声掛けをしているのだろうか? 森田さんに教えてもらった。

※本稿は『外資系秘書が教えるうまい気遣い×もったいない気遣い』(森田ゆき・著)から、一部を抜粋・再編集したものです。

上司へ相談したいとき、「お時間ありますか?」と聞けばいい?

△「お時間ありますか?」と聞く
〇「15分いただけますか?」と 時間を区切る

 
 相談したいことがあるとき、「お時間ありますか?」と声をかけるのは、相手を気遣う姿勢としてとても大切です。

 ただし、相手には本人にしかわからない予定や締切が入っていることもあります。

 そこで、もう一歩踏み込み、必要な時間の目安を伝えると、より気遣い上手です。

「15分ほど、お時間いただけないでしょうか?」

 時間の目安を最初に伝えることで、相手も「15分なら今でも大丈夫」「午後なら15分とれる」と判断しやすくなります。

 さらに、相談内容の要点まで添えれば、緊急性や優先順位も整理でき、スムーズに対応できます。

 「A社への企画書作成の件についてご相談したいのですが、15分ほど、お時間いただけないでしょうか?」

 内容がわかれば、相手は緊急性や優先順位を判断できます。「その件だったら、今やったほうがいいな」「この件なら、他の人間に振っても大丈夫だな」など、具体的な対策も踏まえて判断ができるので、お互いに効率よく動けます。

 内容が不明だと、「ごめん、後でもいい? 今ちょっと手が離せない」と先延ばしにされる可能性が高まります。相談の前置きも、相手の時間を使っていることを意識しましょう。 


『外資系秘書が教える うまい気遣い×もったいない気遣い』より

一流が使っている「エレベーターピッチ」というテクニック

 要点を上手に伝えるテクニックとしてオススメなのが、「エレベーターピッチ」。これは、エレベーターに乗っている短い時間を使って、相手に簡潔で魅力的に伝えるプレゼン手法です。

「A社への企画書作成の件で15分だけ相談に乗ってもらえませんか? A案とB案で迷っています。A案はコスト重視、B案は納期重視です。どちらの方向性で進めるべきか、アドバイスいただきたいのです」

 このように話せば、相手は「何についての話で、何を求められているのか」まで把握できます。結果として、必要な判断を短時間で得やすくなります。

 結果報告とお礼も忘れずに。相談は相手の時間を借りる行為。“時間を奪わない人”は、信頼を積み上げていきます。

あさ出版
2026年5月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

あさ出版

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

株式会社あさ出版のご案内

あさ出版は、創業者がビジネス書の出版社出身であることから、1991年ビジネス書分野の出版からスタートしましたが、現在では一般書、語学書にまでジャンルを拡大しています。書籍の力を信じ、すべての働く皆様に、「わかりやすくて役に立つ」書籍を、かつ「生きる勇気・働く情熱」を生み出していただける書籍を発行していくこと、これが私たちの使命です。