-
- 謎の香りはパン屋から2
- 価格:1,650円(税込)
4月21日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『イン・ザ・メガチャーチ』が獲得した。第2位は『謎の香りはパン屋から2』、第3位は『本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生3』となった。
今週も4月9日に発表された「2026年本屋大賞」で大賞を受賞した『イン・ザ・メガチャーチ』が1位を獲得。先週3位に初登場した『謎の香りはパン屋から2』は2位へと順位をあげた。
『謎の香りはパン屋から2』は宝島社が開催する『このミステリーがすごい!』大賞第23回の受賞作『謎の香りはパン屋から』の第2作。前作も6位にランクインしている。同シリーズは大阪府豊中市にあるパン屋を舞台にアルバイトで漫画家志望の大学生・市倉小春が「日常の謎」を解き明かす連作ミステリだ。各話のタイトルは「焦げたクロワッサン」「夢見るフランスパン」などパンの名前になっており、美味しそうなパンの描写や豆知識を楽しみながら、巻き起こる不可解な出来事や人々の日常に潜むちょっとした「謎」を、魅力的なキャラクターたちが解き明かしていく構成となっている。
書評家の村上貴史さんは前作を「読んでいて心地良い本」と讃え《いずれも主人公の身の丈に合った謎解きを描いていて著者のバランス感覚の良さを感じさせる。また、様々なパンが短篇の題名に織り込まれ、それが内容に程よく絡むのも嬉しい。全体として緩やかに繋がった物語として主人公たちに親しみを感じられる点も“心地良さ”に結びついていて、友人や家族に安心して薦められる一冊だ》と評している。
著者の土屋うさぎさんは現役のマンガ家でもあり、2023年には「あぁ、我らのガールズバー」で集英社の・赤塚賞に準入選。2024年には「ジャンプ SQ.RISE 2024 SPRING」でお嬢様がラップに挑むコメディ読み切り「ORB」も発表している。小説は同シリーズの他、2025年に猫と恋人を題材にしたショートミステリ「然らば、恋」を執筆している(『猫で窒息したい人に贈る25のショートミステリー』『このミステリーがすごい!』編集部[編](宝島社)に収録)。
***
-
- イン・ザ・メガチャーチ
- 価格:2,200円(税込)
1位 『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ[著](日本経済新聞出版)
沈みゆく列島で、”界隈”は沸騰する――。あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。「神がいないこの国で人を操るには、”物語”を使うのが一番いいんですよ」(日本経済新聞出版ウェブサイトより)
2位『謎の香りはパン屋から2』土屋うさぎ[著](宝島社)
『このミステリーがすごい!』大賞受賞のベストセラー続編 メロンパン、デニッシュ、カツサンド、フレンチトースト、塩パン…… 美味しい〈日常の謎〉いただきます!(宝島社ウェブサイトより)
3位『本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生3』香月美夜[著](TOブックス)
オルトヴィーンからの求愛を断り、奉納舞の稽古から戻ったハンネローレは落ち込んでいた。そこで知らされたのは、今までの自分の言動から父親の中ではすでに婚約者が内定しているという事実。アウブからダンケルフェルガーの領主候補生としての資質が問われていた。自領に留まること、側近との関係の見直し、将来を共に歩む配偶者に求めるもの……。ハンネローレが自分のあやふやな気持ちと立場にようやく一つの決断を下す時、ツェントからの緊急呼び出しがーー!時空を超えた糸が交錯する時、振り回されっぱなしの泣き虫姫が腹を括って走り始める!『女神の化身』の親友が婚約者を決めるために奔走する、恋愛バトルファンタジー第三幕!書き下ろし短編×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(TOブックスウェブサイトより)
4位『大河の一滴 最終章』五木寛之[著](幻冬舎)
5位『捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです4』カレヤタミエ[著](TOブックス)
6位『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ[著](宝島社)
7位『熟柿』佐藤正午[著](KADOKAWA)
8位『暁星』湊かなえ[著](双葉社)
9位『青天』若林正恭[著](文藝春秋)
10位『水属性の魔法使い 第三部 東方諸国編 VI』久宝忠[著](TOブックス)
〈文芸書ランキング 4月21日トーハン調べ〉
関連ニュース
-
直木賞受賞作『心淋し川』は「温もりが静かに心を満たす連作」[文芸書ベストセラー]
[ニュース](日本の小説・詩集/歴史・時代小説)
2021/02/20 -
「人生100年時代」に五木寛之が説く 残り50年をどう「下山」するか[新書ベストセラー]
[ニュース](自己啓発/ノンフィクション・伝記/家事・生活/倫理学・道徳/タレント本/演劇・舞台)
2019/04/20 -
「当たり前にまず物事を考えないと、当たり前に自分が成長していかない」樹木希林の“遺言”に注目が集まる
[ニュース](外交・国際関係/日本史/タレント本)
2019/02/09 -
「王様のブランチ」で話題 マネックス取締役の小説家デビュー作が初登場でベストセラー1位[文芸書ベストセラー]
[ニュース](日本の小説・詩集/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド)
2024/01/20 -
元貴乃花親方 離婚した河野景子さんの著書に「本の帯にコメントしようか」?![ノンフィクションベストセラー]
[ニュース](外交・国際関係/タレント本/エッセー・随筆)
2019/03/16



























