“ゆるグルテンフリー”中だけど、パンが食べたい! 米粉じゃなく「お米」で作るパン作りに挑戦してみた

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

著名人が健康やダイエットのために取り入れていることで、近年注目を集めている「グルテンフリー」。これは、小麦などに含まれるたんぱく質のグルテンを避ける食事法です。

女性誌などでファッションエディターを務める堂坂由香さんも、無理のない範囲でグルテンフリーを実践しているといいます。なるべくパンを避けてお米を食べようと心掛けても、献立によってはパンがほしくなる……。そんなとき、『ごはん炊かずに、混ぜて焼くだけ! お米 de パン』(りえ著、世界文化社)を元に、堂坂さんが「お米パン」作りにチャレンジした様子をお届けします。

 ***

一年ほど前からゆるくグルテンフリー生活をしています。以前は甘いパンなどが大好きでしたが、今ではすっかりごはん派。長年悩まされてきたあごニキビがほとんど出なくなり、食後に気絶するほど強烈な睡魔に襲われることもなくなったので、おそらく自分の体質に合っているのだと思います。

とはいえ、献立によってはお米よりパンのほうが合うな、と思うことも。そんなとき、『ごはん炊かずに、混ぜて焼くだけ! お米 de パン』(りえ著、世界文化社)という本に出会いました。

米粉パンはときどき自然食品店などで見かけることもありますが、この本は米粉ではなく、家にあるお米で作れるとのこと……!

20代の頃、パン教室に通っていた時期があるのですが、いくら簡単と言われても結構手間と時間がかかり、結局自宅でパンを作る機会はありませんでした。同書に「特別な技術はいりません。お家にあるお米を使って、ミキサーで混ぜて、焼くだけ。」とは書いてあるものの、半信半疑でページをめくっていくと、確かに材料も使う道具も作り方もとってもシンプル。この本はなんだか信用できそう! なによりお米パンの写真がとにかく美味しそうなので、早速作ってみることにしました。

スタートから焼き上がりまで、30分ちょっとでできる手軽さ!

「基本のクイックお米パン」の材料は以下の8つです。

1.お米
2.豆乳(牛乳やオーツミルク、アーモンドミルクでもOK)
3.片栗粉
4.塩
5.メープルシロップ(きび砂糖やはちみつでもOK)
6.米油(オリーブオイルやココナッツオイルでもOK)
7.ドライイースト
8.ベーキングパウダー

ちなみに片栗粉とドライイーストは入れなくても作れますが、パンらしい風味は半減するそうです。


なるべく自宅にあるもので作りたかったので、メープルシロップははちみつ、米油はオリーブオイルで代用しました。


必要な道具はミキサー、デジタルスケール、型、それにオーブンがあればOK。私は手持ちのステンレスのパウンドケーキ型を使用しましたが、本では100円ショップのパウンドケーキトレイが紹介されていました。紙製なら洗い物の必要もなく、より手軽ですね。

お米は一晩浸水して使います。


普段玄米を食べているので、玄米で作りました。玄米の場合は、8時間以上の浸水が望ましいようですが、白米に関しては「急ぎの場合、常温で2時間以上浸水させればOK!※ぬるま湯(30℃程度)なら、1時間ほどで浸水完了。」とのことなので、ぐっとハードルが下がりますよね。

作り方は本当に簡単です。材料を順番にミキサーに入れて攪拌し、型に流し入れて、あらかじめ180℃に予熱したオーブンに入れ、20~25分ほど焼くだけ。

「発酵いらずで思い立ったらすぐできる、そんな手軽さが魅力です。」という言葉通り、取り掛かってから30分ちょっとで完成してしまう手軽さに驚きました。


こんがり焼けました!表面が狐色になったら焼き上がりの合図だそう。

実際に食べてみると、小麦粉のパンよりもちっとしていて、やみつきになる美味しさ! また、お米なので和食に合うのもいいところです。難点は、食べやすくてつい食べ過ぎてしまうことくらいでしょうか?(笑)


冷めたらラップで包み、常温で1~2日は保存可能とのこと。食べきれない分は冷凍保存します。

「『基本のクイックお米パン』をマスターしたら、ビタミン豊富な野菜や甘いココアなどを加えてアレンジ」とあるように、パンのバリエーションも豊富です。今回は「ほうれん草バナナパン」を試してみることに。


ヘルシーなバナナパウンドケーキのよう

ミキサーで攪拌する工程でほうれん草とバナナを入れ、型に流し入れた上にスライスバナナをのせるだけという手軽さです。

ほんのりバナナの甘味が広がり、おやつ感覚で楽しめました。

他にもトマトパン、にんじんパン、かぼちゃパン、オニオンベーコンカレーパン、紅茶パン、ココアチョコチップパン、黒糖きな粉パンとアレンジは無限大! どれも「基本のクイックお米パン」をベースにしているのでとても分かりやすかったです。

はじめてでも、「お米パン」なら作れる「3つの理由」

あまりの手軽さと美味しさからお米パンにすっかりハマってしまい、寝る前にお米を浸水させて冷蔵庫に入れることが日課になりました。私がお米パンにハマったのは次の3つの条件を満たしていたからだと思います。

1.材料がほぼ家にあるものでできる
せっかく作ってみよう! と意気込んでも、揃える材料が多ければ多いほど腰が重くなってしまうもの。今回私が買い足したのはドライイーストとベーキングパウダーだけ。その他はすべて普段から冷蔵庫にあるもので賄えました。

2.洗い物が少ない
ケーキやパンを作るときの、やたらと洗い物が増えるあの気が重い感じがないところもありがたいです。材料を量るのも混ぜるのもすべてミキサーで完結する設計にしてあるのも、地味に嬉しいポイントです。


こんな風にスケールにミキサーを乗せて測っていくので、ボウルやカップなどは必要ありません。

3.はじめての人でも迷わない親切設計
よくあるレシピ本だと、例えば「型にオーブンシートを敷く」と書いてあるだけですが、この本はオーブンシートを手早く敷く方法も細かいプロセス写真付きで紹介してあります。また、「バイタミックスじゃないといけないのかな?」などと迷いがちなミキサーについても、ちゃんと選ぶポイントについて記載があります。「氷が砕けるくらいのパワーがあるか」だそうです。

こういうちょっとした素朴な疑問を丁寧に解消してくれるところがとてもいいなと感じました。表紙にあるように、まさに「はじめてでも、ずぼらでも作れる革命レシピ」でした。

買うと決めつけていたものを、自分の手で作れることのしあわせ

私はパウンドケーキ型を使ったパンしかまだ試してないのですが、本にはマドレーヌ型を使ったお惣菜&おやつパンや、オーブンがなくてもできるフライパンで焼けるレシピ、さらに余ったごはんを使ったレシピまでありました。

お米パンのお供になるディップのレシピも紹介されていたので、味噌クリームチーズを作ってみました。小麦に加えて乳製品もなるべく控えている私にとって、豆乳ヨーグルトと塩麹で作る豆乳クリームチーズのレシピは目から鱗! 本物のクリームチーズのような味と食感です。


味噌と豆乳クリームチーズを混ぜただけのディップ。お米パンなので味噌も合います。

「『焼きたてのパンで朝が変わる!』――そんな小さなしあわせが、みなさんの家庭にも届きますように。」という、著者のりえさんがお米パンを通して伝えたかったこの優しい想いがギュッと詰まったレシピの数々。小麦アレルギーの方はもちろん、お米が好きな方、私のように体のためにグルテンフリーを実践している方にはぴったりでした。

もちろん、買った方が楽ではありますが、自分の手で作ることでしか味わえないじんわりとしたしあわせの味というものが確かにあるなぁと今回改めて実感しました。

りえ
お米パン研究家。看護師・管理栄養士。産後、お米パンのおいしさに惹かれ、研究を重ねる。家族と食べる時間や作る時間を大切にしながら、無理なく家庭で続けられるお米パンレシピを考案。オンライン教室を主宰し、東京・国立市でワークショップや「お米のパン屋さん」としても販売を行っている。

世界文化社
2026年5月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

世界文化社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

株式会社世界文化社のご案内

世界文化社は、男性・女性・キッズ・シニア、あらゆる世代に“夢と感動”を贈り届けるコンテンツ創造企業です。創業より70年にわたる「出版事業」の他、「通販事業」「ワンダー事業(保育・介護関連)」、「新出版ビジネス(出版ブランドを活かした新事業)」を展開。時代の流れにより変化するお客様のニーズを敏感に捉えながら、高品質で革新的なコンテンツをお届けしています。