細かく刻んだ鶏皮を炒めてカリカリに…鶏むね肉でできる絶品「チキンミネストローネ」の作り方 レシピ本大賞入賞者が教えるコクとうまみのあるスープ

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鶏皮を有効活用する、とっておきの方法

 日常の料理で鶏むね肉を調理する際、皮の部分をどのように活用していますか?

 料理レシピ本大賞で2度も入賞した実績をもつレシピ作家の倉橋利江さんはこう言います。

「皮は必ずしも取り除かなくてOKです。焼いたりゆでたりする際、皮があったほうがしっとりと仕上がり、皮の脂がコクやうまみになる場合もあるのです」

 では、どのように調理するとおいしさが増すのでしょうか。倉橋さんの著書『鶏むね2kgを使いきり!』からミネストローネの作り方を抜粋、編集して紹介します。

カリカリに焼いた鶏皮が引き出すコクとうまみのあるミネストローネ

■ポイント1 ベーコンに頼らない「鶏皮」の魔法

 ミネストローネはベーコンを炒めてうまみを足すことが多いですが、このレシピは鶏皮を最大限に活用します。鶏皮を細かく刻み、弱めの中火でじっくりと、カリカリになるまで炒めるのが最大のコツ。こうすることで鶏皮特有の濃厚なコクとうまみが溶け出し、市販のコンソメスープの素だけでは出せない深みのあるスープが完成します。鶏皮そのものも香ばしく、具材として楽しめます。

■ポイント2 自家製鶏油のうまみを野菜に移す

 刻んだ鶏皮から滲み出た自家製の「鶏油(チーユ)」は、最高のごちそうです。1.5cm角に切り揃えた玉ねぎとれんこんを、この油で全体がツヤツヤと輝くまで丁寧に炒め合わせてください。鶏皮のコクとうまみが野菜の奥まで染み込むと同時に、加熱によって野菜本来の甘みが力強く引き出されます。

■ポイント3 フレッシュトマトは「炒めて」味を凝縮

 トマト水煮缶ではなく、あえてフレッシュなトマトを使います。ポイントは、水分が出てくるまでトマトをつぶしながら「しっかり炒める」こと。生のトマトは熱を加えることで酸味がまろやかになり、水分をとばしながら炒めることでトマト本来の甘みとコクがギュッと凝縮されます。これにより、フレッシュな香りを残しつつ、スープ全体に奥深い味わいを与えてくれます。

■ポイント4 鶏むねの身は「2分煮てから余熱」でしっとり!

 鶏むね肉の身を最初から煮込んでしまうと、パサついておいしさが半減してしまいます。沸騰してから身を加えて2分ほど煮たら、その後はすぐに火を止め、ふたをして「余熱」でゆっくりと火を通します。これにより、やわらかさとしっとりした食感を実現できます。

 このように調理することで、今までとは違うおいしさを味わうことができます。最後に、ミネストローネのレシピをご紹介します。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

倉橋利江(クラハシトシエ)
レシピ作家・フードエディター。料理上手な母の影響で、小学生の頃から台所に立って料理を覚える。レシピ本の編集者として出版社に勤務し、編集長として料理ムックの発行を多数手がけ、さらに大手出版社で料理雑誌の編集に携わったのち独立。これまでに100冊近くの料理書籍やムックを担当し、数々のヒット商品を送り出す。20年以上の編集経験から、「手に入りやすい食材で、いちばん親切な恋しくなるレシピ」を考案。著書に料理レシピ本大賞【料理部門】第6回入賞の『作りおき&帰って10分おかず336』、第8回入賞の『野菜はスープとみそ汁でとればいい』ほか、『ずっと使える!ぜんぶおいしい!万能な副菜』『今すぐ作れる!ずっと使える!万能おかず』『黄金比で作る!万能な味つけ』『やせる!作りおき&帰って10分おかず330』『作りおき&朝7分お弁当312』『野菜の作りおき&帰って10分おかず332』『冷凍でおいしくなる!かんたん作りおきPremium』(いずれも新星出版社)、『あるもので! 10分で!500品決定版!』(Gakken)などがある。

倉橋利江 著/松久幸太郎 料理写真

Fun-Life!
2026年5月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新星出版社

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