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- ダクダデイラ
- 価格:1,980円(税込)
6月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『多類婚姻譚』が獲得した。第2位は『イン・ザ・メガチャーチ』、第3位は『青天』となった。
1位に初登場の『多類婚姻譚』は凪良ゆうさんの最新作。講談社の小説誌で連載されていた連作短編を加筆改稿した単行本で、5組のカップルを通して現代の結婚を描く。セクシュアリティ・ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境といった現代的な価値観の相違を、結婚という制度を通じて鋭く、そして温かく問いかける。家族の当たり前が揺らいだ時代に、あえて結婚する意味と愛のかたちを探る一冊だ。
凪良さんは2020年に『流浪の月』(東京創元社)で本屋大賞を受賞。2023年には『汝、星のごとく』(講談社)でも同賞を受賞している。2022年には『流浪の月』が映画化され、2026年10月9日には『汝、星のごとく』の映画版公開も控える。横浜流星さんと広瀬すずさんが主演、監督は藤井道人さんが務める。
4位以下で注目は、6位に初登場の『ダクダデイラ』。ネット掲示板やSNS、売買サイトなどに残された断片的な怪文書を収集・編纂した体裁をとる、モキュメンタリーホラー小説だ。小説投稿サイト「カクヨム」で公開されていた作品の書籍版で、異様なリアリティと過激な表現が話題を呼んだ。ネット上では過激すぎたり不道徳すぎたりして削除された文書もあったが、書籍版にはそうした文書も収録されている。読書メーターには「吐き気を催す」「異質で別格」「手元に置いておきたくないほど厭」といった感想が並ぶ。帯には「なお、本書には一部極めて過激な表現が収録されておりますので、心臓の悪い方は十分ご注意のうえご一読ください。」と、恐怖を煽る惹句が躍る。近年流行のモキュメンタリーホラーに物足りなさを感じていた読者の方は、ぜひ手にとってみてはいかがだろう。
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- 多類婚姻譚
- 価格:2,090円(税込)
1位『多類婚姻譚』凪良ゆう[著](講談社)
一緒に生きる。わかりあえないあなたと。一番近くにいる他人-こいびと-。どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう。『流浪の月』『汝、星のごとく』で二度の本屋大賞を受賞した著者が描く、今そこにある愛のかたち。セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境……あらゆる価値観の対立の中で現代を生きるわたしたちの祈りと叫び。(講談社ウェブサイトより)
2位『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ[著](日本経済新聞出版)
沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」(日本経済新聞出版ウェブサイトより)
3位『青天』若林正恭[著](文藝春秋)
オードリー・若林正恭、初小説!人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる――総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち破れた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。青春の苦みと悦びに満ちた、著者渾身の初小説。(文藝春秋ウェブサイトより)
4位『ブティック』池井戸潤[著](ダイヤモンド社)
5位『NO.6[ナンバーシックス]再会#3』あさのあつこ[著](講談社)
6位『ダクダデイラ』餅屋蛾[著](KADOKAWA)
7位『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』川代紗生[著](サンマーク出版)
8位『タイム・アフター・タイム』吉田修一[著](幻冬舎)
9位『柩の狩人』大沢在昌[著](幻冬舎)
10位『異世界ゆるり紀行19 子育てしながら冒険者します』水無月静琉[著](アルファポリス)
〈文芸書ランキング 6月2日トーハン調べ ※書名・著者名・巻数などの表記はトーハン発表に基づく〉
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