松たか子・小松菜奈が演じた「比嘉姉妹」シリーズ最新作が文庫と単行本で発売[文庫ベストセラー]

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 6月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編4』が獲得した。第2位は『リカバリー・カバヒコ』、第3位は『脈動』となった。

 4位以下で注目は、8位に初登場の『ととはり屋敷』。ホラー作家・澤村伊智さんの「比嘉姉妹」シリーズ最新短編集だ。同シリーズは『ぼぎわんが、来る』で活躍した霊能者・比嘉真琴と比嘉琴子を軸に描かれるホラーシリーズで、累計発行部数は85万部を突破している。2018年には『ぼぎわんが、来る』が「来る」のタイトルで映画化。真琴を小松菜奈さん、琴子を松たか子さんが演じ、大きな話題を呼んだ。

 今作『ととはり屋敷』は、比嘉家の七人きょうだいのうち、真琴と琴子以外がなぜ亡くなったのかという一族の秘話を描く。雑誌「怪と幽」に掲載されたものを含む、シリーズの前日譚にあたる6編を収録し、5月25日に文庫で発売された。さらに5月19日には、新作長編『ざんどぅまの影』(KADOKAWA)も単行本で刊行されている。こちらは比嘉姉妹の祖母の時代を舞台に、「霊能者の系譜」の原点に迫る物語。沖縄からの移住者が暮らす街で次々と起こる、“陸地で海水に溺れ死ぬ”という怪異の謎に迫る。

 ***

1位『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編4』衣笠彰梧[著](KADOKAWA)

3年生の無人島サバイバルゲーム試験は終了。各生徒が疲労困憊の中、次なる『トークン収集特別試験』が発表される。各クラス4人ずつの16人で1グループを作りトークンを収集。全10グループでの順位を競いながらも、試験中にトークンが最初に0になった生徒、試験終了時トークン数が学年最下位の生徒は退学となる。さらにトークンを得る課題も、学力、運動能力といった素の実力が試されるもの。トークンは譲渡可能なものの、広い無人島で特定の生徒への譲渡はタイミングが限定的。そしてルールを利用したある生徒の暴走が始まり――!?「おまえを退学者にすると決めたのはオレだからな。それくらいの望みは聞こうか」(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『リカバリー・カバヒコ』青山美智子[著](光文社)

その傷の痛みも、きっとまた、リカバリーできる。 2024年本屋大賞ノミネートで話題のいまいちばん読みたいヒーリング小説が待望の文庫化! 5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。 急な成績不振に悩む高校生、ママ友に馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌で嘘をついた小学生、ストレスによる不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長……。 誰もが抱く日々の悩みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。心がじんわりほどける、再生の物語。 巻末に声優・大原さやか氏の解説とカバヒコの誕生秘話を収録。(光文社ウェブサイトより)

3位『脈動』今野敏[著](KADOKAWA)

捜査一課の刑事が、取調室で被疑者に暴行を加えた。警視庁が火消しに走っていると、今度は警務部の係員が受付の女性と庁内で淫行に及んでいたことが明らかになる。相次ぐ不祥事に人知を超えた原因があることを知った少年事件係の富野は、術者の鬼龍光一を呼び出した。曰く、警視庁を守る結界が破られたことで、このままでは壊滅の危機を迎えるというが……。少年事件係と謎の術者のバディの活躍を描く規格外の警察小説!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『一次元の挿し木』松下龍之介[著](宝島社)

5位『君のクイズ』小川哲[著](朝日新聞出版)

6位『星の教室』高田郁[著](角川春樹事務所)

7位『方舟』夕木春央[著](講談社)

8位『ととはり屋敷』澤村伊智[著](KADOKAWA)

9位『汝、星のごとく』凪良ゆう[著](講談社)

10位『未来』湊かなえ[著](双葉社)

〈文庫ランキング 6月2日トーハン調べ ※書名・著者名・巻数などの表記はトーハン発表に基づく〉

新潮社 週刊新潮
2026年6月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

株式会社新潮社「週刊新潮」のご案内

2016年に創刊60周年を迎える「週刊新潮」。数々のスクープを連発し社会に衝撃を与え続ける総合週刊誌です。