「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」村上春樹 初の女性主人公長編が初登場1位[文芸書ベストセラー]

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 7月7日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『夏帆─The Tale of KAHO─』が獲得した。第2位は『目が』、第3位は『口に関するアンケート』となった。

 1位に初登場の『夏帆─The Tale of KAHO─』は村上春樹さん、約3年ぶりの長編小説だ。物語の主人公は、26歳の絵本作家・夏帆。「とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い」ごくふつうの若い女性だ。ある日、初対面の男から「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」といきなり告げられたことをきっかけに、夏帆の周囲では次々と奇妙な出来事が起こりはじめる。

 今作最大の特徴は、村上さんが初めて女性を長編小説の主人公にした点。村上さんは刊行前に《絵本作家の夏帆は、ごくふつうの若い女性です。 けれど彼女の周辺では、実にさまざまな 奇妙な出来事が起こり始めます。 今回の小説で僕は、そんな彼女になって書きました。》とコメントしている。また作家の村上さんが物語を紡ぐ絵本作家になって書く、語り手が語り手となって「物語る」この二重構造が、本作を読み解く手がかりとなるのかもしれない。

 ***

1位 『夏帆─The Tale of KAHO─』村上春樹[著](新潮社)

「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い彼女は、怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚いた。しかしそれから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。(新潮社ウェブサイトより)

2位 『目が』背筋[著](ポプラ社)

3位 『口に関するアンケート』背筋[著](ポプラ社)

4位 『ファイア・ドーム 上』辻村深月[著](小学館)

5位 『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』川代紗生[著](サンマーク出版)

6位 『異世界のんびり農家 21』内藤騎之介[著](KADOKAWA)

7位 『ファイア・ドーム 下』辻村深月[著](小学館)

8位 『多類婚姻譚』凪良ゆう[著](講談社)

9位 『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ[著](日本経済新聞出版)

10位 『Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 11』KonoTsuranori[著](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 7月7日トーハン調べ ※書名・著者名・巻数などの表記はトーハン発表に基づく〉

Book Bang編集部
2026年7月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク