中華BL最高峰「天官賜福」最終6巻が初登場 芥川賞受賞作もランクイン[文芸書ベストセラー]

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 7月22日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『夏帆─The Tale of KAHO─』が獲得した。第2位は『口に関するアンケート』、第3位は『目が』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『天官賜福 6』。作者は墨香銅臭(モーシャントンシュウ)氏。同氏のファンタジー小説「魔道祖師」がアジアを中心に大ヒットし、日本でも広く知られる存在となった。「天官賜福」は、古代中国を思わせる架空の世界を舞台に、人から神となった主人公・謝憐と、彼を取り巻く神・鬼・人の愛と運命、そして戦いを描く。日本では2021年に先行してアニメ版が放送されて大きな話題となり、22年には待望の小説第1巻が発売。累計発行部数は日本語版のみで60万部を突破している。

 完結巻となる6巻では、八百年もの間、謝憐を絶望へと誘い続けた因縁の相手の正体が、ついに明らかになる。その後日を描いた外伝も収録された、シリーズの締めくくりにふさわしい一冊だ。豪華グッズ6点付きの特装版(9,900円・税込)も用意されており、こちらはイラストカード12枚、クリアキャラクターカード13枚、描き下ろしアクリルスタンド、金属しおり、カラーイラスト色紙、書き下ろし複製サインカードがセットになっている。
 
 同じく注目は、9位に初登場の『ゾンビ回収婦』。7月15日に発表された第175回芥川龍之介賞の受賞作だ。物語の語り手は、VR空間で働く掃除婦。彼女の仕事は、殺されたゾンビの骸を拾い集め、世界を美しく保つこと。AIの進化と虚構に侵食された世界を背景に、人間の存在意義や、人が担うべき役割について問いかける中編となっている。

第175回芥川龍之介賞候補作一覧
「ゾンビ回収婦」小砂川チト[著](群像5月号)
「悪い血」鈴木涼美[著](文學界6月号)
「丹心」仁科斂[著](新潮4月号)
「ソリティアおじさんがいた頃」村司侑[著](文學界5月号)
「アンチ・グッドモーニング」八木詠美[著](文藝春季号)

 ***

1位 『夏帆─The Tale of KAHO─』村上春樹[著](新潮社)

「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い彼女は、怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚いた。しかしそれから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。(新潮社ウェブサイトより)

2位 『口に関するアンケート』背筋[著](ポプラ社)

3位 『目が』背筋[著](ポプラ社)

4位 『天官賜福 6』墨香銅臭[著] 鄭穎馨[訳](フロンティアワークス)

5位 『ファイア・ドーム 上』辻村深月[著](小学館)

6位 『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ[著](日本経済新聞出版)

7位 『ファイア・ドーム 下』辻村深月[著](小学館)

8位 『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』川代紗生[著](サンマーク出版)

9位 『ゾンビ回収婦』小砂川チト[著](講談社)

10位 『多類婚姻譚』凪良ゆう[著](講談社)

〈文芸書ランキング 7月22日トーハン調べ ※書名・著者名・巻数などの表記はトーハン発表に基づく〉

Book Bang編集部
2026年7月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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