姫川玲子シリーズ20周年 文庫最新作『マリスアングル』がランクイン 10月には第11作の刊行も控える[文庫ベストセラー]

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 9月1日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『あなたが誰かを殺した』が獲得した。第2位は『白鳥とコウモリ(上)』、第3位は『白鳥とコウモリ(下)』で、7月23日に亡くなった東野圭吾さんの作品が今週も4作5冊ランクインしている。

 4位以下で注目は8位にランクインした『マリスアングル』。誉田哲也さんによる警視庁捜査一課の姫川玲子を主人公とする人気警察小説シリーズの第10作、文庫最新作だ。民家で男性の死体が見つかるが、証拠は徹底的に隠滅され、糸口がない。捜査一課主任・姫川玲子と、姫川班に入ったベテラン・魚住久江が組む。玲子の勘と、久江の聞き取りが意外な人物を浮かび上がらせる。久江は『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』(ともに単行本は新潮社、現在は光文社文庫)の主人公を務めてきた刑事で、別シリーズの女性刑事同士がタッグを組む顔合わせも本作の読みどころとなっている。

 姫川玲子シリーズは今年で20周年を迎えた。2006年2月刊行の第1作『ストロベリーナイト』(光文社)から始まり、タフでカリスマ性のある玲子の造形は警察小説のイメージを刷新。竹内結子さんや二階堂ふみさん主演による映像化も大きな話題を呼び、一大ムーブメントを巻き起こした。10月21日には、20周年記念の最新作となる第11作『フロムヴィレッジ』(光文社)の発売が控える。都内で起きた轢死事件の被害者が香川県在住だったことから、玲子は四国へ飛ぶことに。神社を営む旧家の縁戚だった被害者の周辺を追ううち、二つの家系に横たわる世代を超えた暗い因縁へと行き着く。一方、東京の捜査本部では、被害者が生前に遺伝子検査機関と連絡を取っていた事実が判明する。『マリスアングル』の文庫化によって、これでシリーズは全10作が文庫で揃ったことになる。記念イヤーの今年は、20年分の事件を文庫で追いかけ、10月には「村」や「呪い」と相対する一味違った玲子の活躍も楽しめる。

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1位『あなたが誰かを殺した』東野圭吾[著](講談社)

「覚えておいて。彼に嘘は通用しない」驚きを絶対保証 加賀シリーズ最新作 夏の避暑地でのバーベキューパーティ。集うのは、別荘を持つセレブたち。その深夜、彼らのうち五名が殺された。間もなく犯人は大胆に出頭するが、死刑になりたいと語るだけ。納得できない遺族は自ら真相を解き明かすべく「検証会」を開くが、彼らのもとに謎の手紙が届く。そこへ現れたのは、刑事・加賀だった。(講談社ウェブサイトより)

2位『白鳥とコウモリ(上)』東野圭吾[著](幻冬舎)

新たなる最高傑作、待望の文庫化!二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。「あなたのお父さんは嘘をついています」。被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『白鳥とコウモリ(下)』東野圭吾[著](幻冬舎)

新たなる最高傑作、待望の文庫化!父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。事件の蚊帳の外の二人は“父の真実”を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実は――。光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『プレゼント』伊坂幸太郎[ほか著](新潮社)

5位『一夜─隠蔽捜査10─』今野敏[著](新潮社)

6位『シャーロック・ホームズの凱旋』森見登美彦[著](中央公論新社)

7位『容疑者Xの献身』東野圭吾[著](文藝春秋)

8位『マリスアングル』誉田哲也[著](光文社)

9位『方舟』夕木春央[著](講談社)

10位『白夜行』東野圭吾[著](集英社)

〈文庫ランキング 9月1日トーハン調べ ※書名・著者名・巻数などの表記はトーハン発表に基づく〉

Book Bang編集部
2026年9月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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