ミネルヴァとマルス 上 昭和の妖怪・岸信介

ミネルヴァとマルス 上 昭和の妖怪・岸信介

著者
中路啓太 [著]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784041034705
発売日
2019/03/29
価格
2,035円(税込)

内容紹介

激動の昭和で、常に権力の中枢にいた稀代の政治家・岸信介が目指したものとは?
これからの日本を語り合うための、歴史ドキュメント小説!

昭和8年(1933)。商工省・臨時産業合理局事務官の岸信介は、組織の枠を超えて活躍していた。
人当たりがよく、話もうまい。上司にも女にも気に入られる岸は、末は次官や大臣にもなるのではないか、と目されていた。
国家運営の根幹は経済であり、列強と対峙していくには武力ではなく経済力が必要だと説く岸は、関東軍が支配する満洲に乗り込み産業発展に邁進、日産コンツェルンの満洲移転という奇手の実現を図る。
が、戦争は泥沼化してゆき――。

きな臭い時代にこそ、文官の役割は重大だ。
マルス(武の神)ではなく、ミネルヴァ(文の神)こそが先頭に立たねばならない。

データ取得日:2024/04/15  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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