パナマ文書

パナマ文書

著者
バスティアン・オーバーマイヤー [著]/フレデリック・オーバーマイヤー [著]/姫田 多佳子 [訳]/池上 彰 [解説]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
文学/外国文学、その他
ISBN
9784041047095
発売日
2016/08/27
価格
1,980円(税込)

内容紹介

「ハロー、私はJohn Doe。データに興味はあるか?」

「ジョン・ドゥ」とは、英語圏で裁判のとき実名が公表されては困る人物、
あるいは身元不明の死体に用いられる仮名である。
のちに「パナマ文書」と名付けられ、世界を揺るがすことになったスクープ。
すべては、この身元不明の生ける死体からの一通のメールから始まった。

こうして、本書の著者である南ドイツ新聞のジャーナリスト、
バスティアン・オーバーマイヤーのもとに214,000 の架空会社が関係、
1,150万件にものぼるデータが秘かに送られて来ることになった。
文書の出どころはパナマの法律事務所、モサック=フォンセカ。
事務所の創設者の一人はユルゲン・モサック、ほかでもないドイツ人だった。

データ量は2.6テラバイト。過去のリークとは比べ物にならないサイズだ。
オーバーマイヤーは米国ワシントンのICIJ に協力を求めた。

データは国ごとに仕分けされ、最終的には70か国、400 人にも及ぶジャーナリスト達が調査活動を開始する。
それは『パナマ文書』の信憑性の検証、内容の理解、そして、データをストーリーに翻訳していく作業だった――。

記者たちはいかにして各国首脳・独裁者・FIFA役員・財閥総帥、
サッカー界の世界的スターであるリオネル・メッシらの巨額な隠し財産、
そして、プーチン側近の極秘資産を発見したか。

重要なのは名簿だけではない。そのデータに裏に隠されたものとは何か。

(日本版特別解説・池上彰氏)

翻訳独占権:KADOKAWA

データ取得日:2024/04/21  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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