禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異

禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異

著者
小松 和彦 [編集]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784044005641
発売日
2021/07/28
価格
2,750円(税込)

内容紹介

古代から現代に至るまで、大衆もまた作者だった。地震、火事、疫病など様々な集団的経験を経て、恐怖や悲しみを乗り越えるために、人々が創り出したものは何だったのか。
災厄と救いの想像力をヒントに、民衆の心性に迫る。『日本大衆文化史』に続く、大衆文化研究プロジェクトの第2弾!

【執筆参加者】
小松和彦、香川雅信、高橋 敏、福原敏男、高岡弘幸、齊藤 純、横山泰子、香西豊子、川村清志、伊藤慎吾

【内容】
序 疫病と天災をめぐる大衆文化論の試み(小松和彦)
第一章 疫病と怪異・妖怪──幕末江戸を中心に
第二章 疫病を遊ぶ――疱瘡神祭りと玩具
第三章 鯰絵と江戸の大衆文化
第四章 幕末コレラの恐怖と妄想
第五章 風の神送ろッ――説話を紡ぎ出すもう一つの世界
第六章 大蛇と法螺貝と天変地異
第七章 岡本綺堂と疫病――病歴と作品
第八章 近代、サイの目、疫病経験――明治期の衛生双六にみる日常と伝染病
第九章 変貌する災害モニュメント――災害をめぐる記憶の動態
研究ノート 火事・戯文・人名――『仮名手本忠臣蔵』のパロディをめぐって

データ取得日:2024/04/14  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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