議論のウソ

議論のウソ

著者
小笠原 喜康 [著]
出版社
講談社
ジャンル
総記/総記
ISBN
9784061498068
発売日
2005/09/17
価格
880円(税込)

内容紹介

「わかる」ことより、「わからない」ことを自覚していることの方が、はるかに重要である。何事にもスピードが要求されてきたこれまでの社会では、すぐに正解を求める。しかし世の中のことは、そう簡単に白黒つけられない。それを無理につけようとすると、どうしても、ありきたりの決まった答えに収まりがちになる。――<本書より>

ベストセラー『大学生のためのレポート・論文術』で論理の組み立て方をわかりやすく解説した著者が「情報に騙されない」方法を平易に懇切に論じる。

いつも言い負かされてしまう
いつも人の意見を鵜呑みにしてしまう
いつも反論できない
いつも情報に翻弄されてしまう
……そんなあなたに。

「わかりやすさ」のワナ
しかし、わかるということは、単に文字面を追い、それを記憶に留めることではない。それを自分自身の問題として受け止め、かかわってみることである。「わかる」というのは、「かかわる」ことである。(中略)それができないときは、とりあえずわかることを留保することである。「わかる」ことより、「わからない」ことを自覚していることの方が、はるかに重要である。何事にもスピードが要求されてきたこれまでの社会では、すぐに正解を求める。しかし世の中のことは、そう簡単に白黒つけられない。それを無理につけようとすると、どうしても、ありきたりの決まった答えに収まりがちになる。――<本書より>

データ取得日:2024/04/23  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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