遠い太鼓

遠い太鼓

著者
村上 春樹 [著]
出版社
講談社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784061853829
発売日
1993/04/05
価格
990円(税込)

内容紹介

ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。その音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ――。40歳になろうとしていた著者は、ある思いに駆られて日本を後にし、ギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を書き上げ、作家としての転換期となった、三年間の異国生活のスケッチブック。

ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。――その音にさそわれて僕はギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。1986年秋から1989年秋まで3年間をつづる新しいかたちの旅行記。

データ取得日:2024/04/11  書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます