叢書 東アジアの近現代史 第3巻 日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか

叢書 東アジアの近現代史 第3巻 日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか

著者
池内 敏 [著]
出版社
講談社
ジャンル
歴史・地理/歴史総記
ISBN
9784062207928
発売日
2017/10/31
価格
2,420円(税込)

内容紹介

秀吉の朝鮮出兵から近代まで、日本と朝鮮の交流と衝突。「元禄竹島一件」とよばれる江戸期の事件はどのように近代にまで影響を与えたか。朝鮮通信使と漂流民など、鎖国と日朝関係、そして近代の植民地時代まで。日本人の朝鮮観と日朝関係を、歴史学の成果を駆使して描く。

近代における日本と朝鮮半島は、日本の植民地化、そして敗戦、朝鮮戦争と続く歴史のうちに、複雑な関係を形成してきました。
それについては、『朝鮮半島のナショナリズム』と題して、本叢書第4巻で、詳述します。
本巻は、それでは、近世から近代にかけて、日朝の関係はどうだったのか。そして、日本人は、どのように朝鮮観を形成していったのか。
始まりは、ここでも、豊臣秀吉の朝鮮出兵に求められます。
そして、『鎖国」下で、日朝はどのように交流していたのか。

朝鮮通信使の往来は有名ですが、船舶の漂流による漂流民の扱いをめぐっても、交流していました。

そのような歴史の中で、「竹島」の問題が浮上します。「竹島」は、歴史から明らかになることが極めて多いのです。

また、近代日本の朝鮮人蔑視という問題もあります。
近世、近代を通して、日朝関係史だからこそ、明確に理解できる問題の本質を明らかにしていきます。

データ取得日:2024/04/18  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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