日本美術応援団
今度は日本美術全集だ!
内容紹介
井浦新団員加入!日本美術応援団が再始動!
著者の美術史家・山下裕二さんは、前書き(「団長敬白」)でこう書いています。
「(前略)本書は、日本美術応援団として7冊目の本である。そして、赤瀬川原平さん亡き後、団員3号として新たに迎えた井浦新さんに、「伝統の学ラン姿」のコスプレをしていただいた。装幀はもちろん、南伸坊さん。俳優として目覚ましい活躍をしている井浦さんは、一方でご存じのようにNHK『日曜美術館』の司会を3年にわたってつとめ、私とは5年ほどの付き合いになる。江戸絵画をはじめとする日本美術に関して、彼はもはや玄人はだしの鑑賞体験と知識を持っている人である。
日本美術応援団結成以来20年の時を経て、私は次世代に引き継ぐ役割を果たすことになったのだと思う。そろそろ「老人力」もかなりついてきた私が亡き後は、「故・名誉団長」としていただいて、井浦さんによって更に次の次の世代に引き継い
でいただきたいと思う。それにしても、俳優、モデルで長身痩躯の井浦さんと並んだ私の表紙写真はなんとも情けないだろうが、そんな「情けなさ」こそ、日本美術の本質だと思うのです。(本文抜粋)」。
日本美術のすばらしさを伝えて20年。日本美術応援団、一歩前へ進みます。
【編集担当からのおすすめ情報】
掲載した美術作品のカラー図版106点とともに、ふたりの軽快なトークとわかりやすい内容で構成。日本美術3万年の魅力が凝縮されています。
データ取得日:2024/04/18
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