最果てにサーカス 1
内容紹介
中也と秀雄…文壇青春愛憎劇、堂々開幕!
大正十四年(一九二五年)、桜舞う春に作家を志す
23歳の文学青年・小林秀雄は上京してきたばかりの
まだ18歳の詩人・中原中也と運命的に出会う。
自意識の殻に閉じこもり、創作の迷路に入っていた
秀雄に衝撃を与えて、彼の生きざまを根っこから変えていく中也…
そして中也には同棲する一人の女・長谷川泰子がいた--
事実を基にフィクションを交えて描き出す、
文学に人生すべてをかける中也と秀雄…
『彼女とカメラと彼女の季節』月子が描き出す!
まだ無名だった二人の切なく物狂おしい物語が
今、ここに始まる…!!
【編集担当からのおすすめ情報】
第1話ネームを拝見した時、これまで見たことのなかった中也の愛らしさに、この作品は素晴らしい!と心底、思いました。実在の人物を題をとってフィクションを交えて描き出すという本作ですが、中也や秀雄は実際こうだったのではないかという生き生きとした青春が月子さんの手によって描き出されています。文学好きでなくとも、夢を持って志高く生きる彼らの真摯な姿は誰もの心の琴線に触れること間違いありません。ぜひご一読してください!!
データ取得日:2024/04/16
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます