ママがもうこの世界にいなくても

私の命の日記

ママがもうこの世界にいなくても

著者
遠藤 和 [著]
出版社
小学館
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784093888325
発売日
2021/12/01
価格
1,650円(税込)

内容紹介

1才の娘と、夫に遺した「愛」の記録

<もう、3年のうち2年半が経過した。余命は統計。私は大丈夫。>(本文の日記より)

遠藤和(のどか)さんがステージ4の大腸がんを宣告されたのは、21才のときだった。

当時交際中だった将一さんには「私、がんだった」と告げた。
将一さんは「絶対、別れない」と応じた。

22才で結婚式を挙げた。その様子は、『笑ってコラえて』(日本テレビ系)の「結婚式の旅」というコーナーで放送され、大きな反響を呼んだ。

子供がどうしても欲しかった。抗がん剤を止めなければいけない。それでも「絶対後悔する。死んでも死にきれないよ」と将一さんを説得した。

<はじめて胎動を感じた。私、ママだよ。2~3か月後には、もう会えるね>
23才で長女を出産した。

21年5月、病院で余命は数週間と宣告された。家に帰った。「それでも人生でいまが一番しあわせ」と家族3人と猫1匹の、愛しき日々を送った。

21年9月、24才の若さで亡くなった。

和さんが亡くなる10日前まで、生と死を見つめて書き続けた日記。
それは、1才の娘と、夫に遺した「愛」の記録。

データ取得日:2024/04/20  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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