方丈の孤月
鴨長明伝
内容紹介
乱世で見たこの世の無常。ちっぽけな終の棲み家で、月を相手に今語らん。下鴨神社の神職の家に生を受け、歌に打ち込み、琵琶に耽溺しながらも、父が早世したためについぞ出世叶わず、五十歳で出家。平家の興亡を目の当たりにし、大火事、大飢饉、大地震などの厄災を生き延びた鴨長明が、人里離れた山奥に庵を構え、ひとり『方丈記』を記すまで。流転の生涯に肉薄した、圧巻の歴史小説。
データ取得日:2024/04/18
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