幾度めかの命
内容紹介
残された寿命を譲る場に、国家資格者として臨場する私。ここはユートピアなのか、それとも!? 母は私たち姉妹のどちらに寿命を贈るつもりなのか決して明かさない。女性問題から家を出た父は、再会した直後から妻や子供に「譲命」を迫られていると漏らす。遺産相続問題よろしく、社会の人間関係が奇怪な形に変ってゆく……。「保管士」資格者の使命感で事故現場を駆け回る私に忍び寄る悪意。異色ファンタジー長編。
データ取得日:2024/04/13
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