猫をおくる
内容紹介
そこでは猫がやさしく弔われ、星の形をした、あるものが手渡される。喪失を抱えるすべての人に捧げる連作小説。餌付けをしているわけでもないのに猫が寄りつき、「猫寺」と呼ばれていた都内の木蓮寺。若き住職の真道は高校教師だった藤井に声をかけ、猫を専門に扱う霊園を開設する。愛猫を看取ったばかりの瑞季、そして真道と藤井もまた誰にも明せない悲しみと孤独を抱えていた。猫と共に生き、猫に生かされてきた男女の祈りと再生の物語。
データ取得日:2025/04/12
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