風聞き草墓標
内容紹介
父は何者だったのか。元禄の繁栄を築いた勘定奉行の突然の死と20年後の相次ぐ変死。史実に基づく歴史ミステリ。大地震や富士の大噴火が続くなか、佐渡島の鉱山開発、貨幣改鋳の断行など財政の舵取りを担った荻原重秀。辣腕勘定奉行は解任され、その翌年、落命した。二十年の時を経て、その死の実態を記した文書が出回る。荻原の近くにあった父に不信感を拭えず、娘のせつは佐渡を目指す。歴史の暗部と父子の葛藤を見事に描き切った超大作。
データ取得日:2024/04/17
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