泡沫(みなわ)の歌 :森鷗外と星新一をつなぐひと
内容紹介
森鷗外の妹にして、星新一の祖母。ふたりの作家をつなぐ歌人・小金井喜美子の物語です。
【第一部】星新一が子守唄がわりに聞きながら眠った小金井喜美子の和歌306首。
喜美子自身が「ただ言歌」と呼ぶ、わかりやすくて古びない和歌は、星新一のショートショートのよう。
【第二部】随筆、日記、手紙、写真等のリレーでつなぐ森鷗外と星新一26項目。
喜美子が子供の頃から兄・鷗外と共有していた文学への思いは、やがて孫の新一へと受け継がれていきました。
どちらも日本を代表する作家でありながら、時代もジャンルもちがい、一緒に語られることがない森鷗外と星新一を、子孫の「下から目線」で一緒に語る初の試みです。
データ取得日:2024/10/11