「作戦」とは何か

戦略・戦術を活かす技術

「作戦」とは何か

著者
中村好寿 [著]
出版社
中央公論新社
ジャンル
社会科学/政治-含む国防軍事
ISBN
9784120051609
発売日
2019/01/21
価格
2,530円(税込)

内容紹介

「作戦」とは戦略とも戦術とも異なる、両者をつなぐ概念であり、現在、軍事専門家に最も重視される位置にある。この言葉を最初に現代戦に持ち込んだのはヘルムート・モルトケで、用語として使用されるようになったのは、比較的新しい。「作戦」の起源からその歴史をたどったうえで、現在論議されている主要な「作戦」の三事例を取り上げ、意義と特性を考察する。

序論 ポスト冷戦時代における「作戦」の特色―「軍隊行動の三レベル」  
第一部 「作戦」の起源
第1章 「作戦」のない軍隊運用―絶対君主時代の戦闘回避主義
第2章 「大戦術」の開発とナポレオン戦争
第3章 ジョミニとアメリカ南北戦争
第4章 クラウゼヴィッツの戦略とモルトケの「作戦」

第二部 冷戦期までの「作戦」
第5章 米軍の消耗戦方式―封印された「作戦」の概念
第6章 ソ連軍の縦深「作戦」
第7章 フラーとハートの士気喪失「作戦」

第三部 ポスト冷戦時代の「作戦」
第8章 「緊要で、脆弱な『重心』」の追求 
第9章 「影響」重視の考え方
第10章 複雑な「問題」と「システミック『作戦』デザイン」 

おわりに


用語解説

データ取得日:2024/04/19  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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