「生きるに値しない命」とは誰のことか

ナチス安楽死思想の原典からの考察

「生きるに値しない命」とは誰のことか

著者
森下 直貴 [著]/佐野 誠 [著、編集]
出版社
中央公論新社
ジャンル
哲学・宗教・心理学/倫理(学)
ISBN
9784121101112
発売日
2020/09/09
価格
1,760円(税込)

内容紹介

「役に立つ/立たない」で命を選別できるのか。ナチス安楽死政策を理論的に支えたのが、刑法学者ビンディングと精神科医ホッヘによる共著『生きるに値しない生命の殺害の解禁』(一九二〇年)であった。この本の翻訳に批判的評注を加えて二〇〇一年に刊行されたのが『「生きるに値しない命」とは誰のことか』(窓社)であり、高い評価を得ながら、長らく絶版状態にあった。

 原著刊行から一〇〇年、完訳決定版に安楽死についての近年の議論と相模原事件などを踏まえた論評的評注論文を加え、超高齢社会の「命」を問う。

データ取得日:2024/04/18  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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