三の隣は五号室
内容紹介
傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。
病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。
――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。
驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。
今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。
優しく心を揺さぶる著者最高作。
谷崎潤一郎賞を受賞した、アパート小説の金字塔。
〈解説〉村田沙耶香
データ取得日:2024/04/22
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます