ローマ史再考

なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか

ローマ史再考

著者
田中 創 [著]
出版社
NHK出版
ジャンル
歴史・地理/外国歴史
ISBN
9784140912652
発売日
2020/08/27
価格
1,540円(税込)

内容紹介

西欧中心のローマ史観を根底からくつがえす

「ローマ史は五賢帝時代がピークで、あとは下降線」。世界史を学んだ人が抱くこんなイメージは、18世紀イギリスの歴史家エドワード・ギボンが印象的に描き出したもので、日本にも広く知れ渡っている。しかしそろそろこうした「西ヨーロッパ中心主義」を解体する時期ではないか――期待の俊英が、ローマが2000年続いたのは東側に機能的な首都・コンスタンティノープルを作ったからだとし、勅令や教会史に現れる「儀礼を中心とした諸都市の連合体」としてのローマ帝国像を生き生きと描き出す。コンスタンティヌス帝やユスティニアヌス帝ら「専制君主」とされる皇帝たちは、本当は何に心を砕いていたのか? 最新研究を踏まえた驚きの古代史!

データ取得日:2024/04/25  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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