清水文雄「戦中日記」

文学・教育・時局

清水文雄「戦中日記」

著者
清水 文雄 [著]/清水 明雄 [編集]/前田 雅之 [解説]
出版社
笠間書院
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784305708168
発売日
2016/10/06
価格
4,070円(税込)

内容紹介

「天皇と三島。清水は二人の紛れもない師であった。」(松岡正剛)
「この時代が見失っている原型を浮かびあがらせる」(保阪正康)
和泉式部を中心とする平安朝文学の研究者で、三島由紀夫を見出したことで知られる清水文雄の戦中日記。
大学ノートに記された、昭和十二年より昭和二十年八月十五日までの「日本文学の会日誌」(昭和十三年三月〜十六年二月)「雑記帳」「碌々斎日記」(昭和十八年七月二十九日以降の名称)の全文を収録する。

本日記には、三島由紀夫『花ざかりの森』が掲載されたことで知られる雑誌『文藝文化』(齋藤清衛・蓮田善明・栗山理一・池田勉など)が生まれてくる過程や、文藝文化グループ以外の人々(伊東静雄・保田與重郎など)と清水の交流がわかるなど、戦時期文学運動の実態が綴られるほか、皇太子(現今上天皇)を中心とする皇族教育起草案(国文教科書編纂)の策定過程、今まで知られていなかった、三島以外との文学的交流―戦時下の恋歌鑑賞、連歌、和歌の贈答など―は、「戦時下のみやび」を伝えて余りある。戦時下、教師として研究者として、国家や天皇をどう考えていたのか。初めて明かされる貴重な記録。

データ取得日:2020/02/21  書籍情報:版元ドットコム