新カラマーゾフの兄弟 上

新カラマーゾフの兄弟 上

著者
亀山郁夫 [著]
出版社
河出書房新社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784309024226
発売日
2015/11/20
価格
2,090円(税込)

内容紹介

「カラマーゾフの兄弟」は未完だった……。
ミリオンセラーの翻訳者が、「世界文学最高作」と言われる傑作を
19世紀ロシアから現代日本に舞台を移し完結させた、桁はずれの著者初小説。
ドストエフスキーとの驚愕のコラボレーションから生まれた、
ノンストップ・ミステリー巨篇。

めざましテレビ(フジテレビ11月20日)マルゼの花道で紹介
読売新聞(11月10日朝刊)にインタビュー記事
日経新聞(10月7日)「文化往来」などで話題!

【絶賛の声】
見事に造形された人物群像、濃密で精気あふるる描写、巧みなストーリーテリング。
亀山郁夫にはドストエフスキーが憑依している。とてつもない大仕事。
——辻原登

ドストエフスキーの読解がそのまま人生である著者だからこそ書けた、
壮大なメタ批評にしてメタ私小説。これは文学的事件だ。
——東浩紀

常人の業ではない。亀山郁夫によるドストエフスキー殺しだ。
あまりに優雅で、見事で、面白く、恐ろしい。
——沼野充義

人間が生きていることの意味を根源から問い、
長編小説の面白さを満喫させてくれる傑作。すべての読書人に勧める。
——佐藤優

【編集者からも感動の声】
亀山さんは高すぎる知性と獰猛なる精神を併せ持っている。
世界と切り結ぶ凄い文学が生まれた。
——大川繁樹(文藝春秋)

現代の黙示録。読み始めたら止まらないジェットコースター哲学小説!
ラストは圧倒的。
——長谷川浩(集英社)

これは作者にとっての劫罰か? ここまでやるの、亀山さん!
——松井 純(平凡社)

父殺し、野方、パラレルワールド……
『海辺のカフカ』への「不遜な」
挑戦を歓迎したい。
——今泉眞一(新潮社)

『新カラ兄』から『カラ兄』へと遡る、
これもまた新しいドストエフスキー発見の道。
——駒井 稔(光文社)

現代日本に教養小説が生まれた。この世界を味わい尽くすには、
何よりも深い心の経験が必要だ。
——守田省吾(みすず書房)

これは現代の古典だ。君は『新カラマーゾフ』を読んだのか、
と必ずや尋ねられるだろう。
——坂 達也(小学館)

一瞬も目を離せないスリリングな12日間。ミステリーと自伝のみごとな融合。
——加藤 剛(NHK出版)

「1995年」がついに小説になった。現代史の真実を浮彫にした「最後の社会派ミステリー」!
——中川和夫(ぷねうま舎)

タイトルは世界文学の頂点。そして中身は、「現代のオイディプス」か!
——川端 博(名古屋外国語大学出版会)

データ取得日:2024/04/15