戦国武家の死生観 なぜ切腹するのか

- 著者
- フレデリック・クレインス [著]
- 出版社
- 幻冬舎
- ジャンル
- 文学/日本文学、評論、随筆、その他
- ISBN
- 9784344987791
- 発売日
- 2025/07/30
- 価格
- 1,056円(税込)
内容紹介
エミー賞「SHOGUN 将軍」時代考証家・衝撃の一冊!
現代人の想像力をはるかに超えた、
教科書には載らない、スゴすぎる戦国史
戦国時代の武士たちは、刹那的で激しく、常に死と隣り合わせで生きていた。
合戦での討死は名誉とされ、主君の死や敗戦の際には、ためらうことなく自ら切腹を選んでいる。命より家の将来や社会的立場を重んじ、死を〝生の完成形〟と捉える死生観が、その覚悟を支えていたのだ。
こうした戦国独特の価値観を古文書から読み解き、その知見をドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証に存分に活かした歴史学者が、戦国武士の生きざまを徹底検証。
忠義と裏切り、芸術と暴力――相反する価値観の狭間で気高く生きた兵たちの精神世界を、鮮烈に描き出す一冊。
《目次抜粋》
◆ なぜ本能寺の変は謎に満ちているのか
◆ 武士の生首を洗い清める女性たち
◆ 僧侶をブレーンに加えた徳川家康のねらい
◆ 信長の上洛後も戦国時代は続いていた
◆ 比叡山焼き討ち事件は、宗教弾圧ではなかった
◆ 主君をあっさり見限る戦国時代の武士たち
◆ 切腹せずに逃げた家臣は、どう思われたのか
◆ 冷静に分析された、鉄砲の弱点と弓矢の優位性
◆ 補給路を完全に封鎖された「鳥取の飢え殺し」
◆ 台所や屋根の上で、堂々と腹を切った武士たち
◆ 死は、名誉ある人生を完結させる「晴れ舞台」
◆ お市の方が示した、美しい死後の世界への憧れ
◆ 修行僧のように求道的な上杉謙信の日常
◆ 戦国時代の価値観で評価する忠臣
データ取得日:2025/11/12
書籍情報:JPO出版情報登録センター
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