吉野作造
内容紹介
今からほぼ一世紀前、吉野作造は「民本主義」の提唱者として登場した。吉野の諸論説は時代の「臨床診断」ともいうべき性格をもち、世の注目をあびた。
その診断は非立憲的な政治制度を批判し、「デモクラシー」運動に理論的根拠を提供した。また、中国・朝鮮の民族主義的な運動に共感を寄せるものでもあった。
本書は、吉野と交流のあった人びとをあわせて描き、晩年の明治文化研究まで、吉野の姿を浮き彫りにするものである。
吉野作造生誕一四〇年を記念する出版。
データ取得日:2024/04/18
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